日本郵便株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:小池 信也、以下「日本郵便」)および株式会社T2(東京都千代田区、代表取締役CEO:熊部 雅友、以下「T2」)は、日本郵便が貨物を輸送する関東ー九州間のうち、関東ー関西間の高速道路の一部区間において、T2の自動運転トラックを活用した「中継輸送」(長距離運行を複数のトラックドライバーで分担する輸送形態)の実証を行いました。
本取り組みでは、T2が2027年度以降に開始を目指すレベル4*?自動運転トラックによる幹線輸送を見据えて、無人/有人運転を切り替える拠点(以下「切替拠点」)でT2の自動運転トラックと日本郵便の通常のトラックの間でコンテナを移し替えるオペレーションも初めて検証しました。

日本郵便 熊本北郵便局からT2のコンテナを積んだ日本郵便のトラックが出発する様子
日本郵便は、トラックドライバー不足の深刻化に対応するため、レベル4自動運転トラックを用いた幹線輸送サービスの実現に向けてT2が2025年7月から開始したレベル2*?自動運転トラックによる商用運行*?にいち早く参画しています。参画にあたっては、西濃運輸株式会社(岐阜県大垣市、代表取締役社長:高橋 智)と共同での自動運転トラックの利用から始め、本年1月からは単独便*?も運行しています。
こうした中、今回、レベル4が実現した際の自動運転トラックの活用の可能性をさらに広げるため、日本郵便が貨物を輸送する神奈川ー熊本・福岡の区間のうち、神奈川ー兵庫の区間にT2の自動運転トラックを組み込み、兵庫で中継輸送を行う一連のオペレーションの実証を、本年5月11日~13日の間で実施しました。


今回の取り組みでは、T2が本年、神戸市の山陽自動車道・神戸西ICの近くに設置した「トランスゲート神戸西」*?(レベル4において高速道路における無人運転と一般道における有人運転を切り替えるためにドライバーがトラックに乗り降りする「切替拠点」)に往路・復路ともに立ち寄り、T2の自動運転トラックと日本郵便のトラックの間でコンテナを移し替えるオペレーションの手順も検証しました。
スワップボディタイプ(特殊な荷役機器を使用せずにトラックの標準装備であるエアサスペンションにより車体と荷台を自力で分離が可能なタイプ)の自動運転トラックを用いた運行では、切替拠点においてコンテナを移し替えるオペレーションの確立は不可欠となるため、T2として今回初めて「トランスゲート神戸西」に立ち寄る実際の運行で検証しました。

トランスゲート神戸西でコンテナを移し替える様子
川崎東郵便局に到着したT2の自動運転トラック
両社では、今後、こうした中継輸送での自動運転トラックの活用に継続して取り組みます。そして、有効性を確認できれば定期的な運行への移行を検討し、レベル4に必要なオペレーションの構築に向けた連携をさらに深めてまいります。
*? 特定の走行環境条件を満たす限定された領域において、自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態
*? ドライバーの監視のもとに行われる特定条件下での高機能自動運転
*? 本件に関するリリース:https://t2.auto/news/2025/0701.pdf
*? 本件に関するリリース:https://t2.auto/news/2026/0126.pdf
*? 安全確保が必要な状況や料金所などではドライバーが一時的に運転操作
*? 本件に関するリリース:https://t2.auto/news/2026/0424.pdf