ジャズライブ「JAZZ NIGHT~New York Meets Yokohama」が5月25日、Chat Noir(横浜市中区日ノ出町1)で開かれる。主催は、一般社団法人「ミュージッククロニクル Yokohama」(中区常盤町2)。
「JAZZ NIGHT~New York Meets Yokohama」の告知チラシ
ニューヨーク出身のミュージシャンを迎え、ジャズを通じて二つの港町をつなぐ公演として企画した。
スペシャルゲストは、ニューヨーク出身のマルチリード奏者、アイザイア・リチャードソン・ジュニアさん。クラリネット、サックス、ハーモニカを操り、サルサダンサーや俳優としての顔も持つ。ジュリアード音楽院で奨学金を得てクラシック・クラリネットを学び、2012年にニューヨークで1位に輝いたブルックリン発のバンド「Brown Rice Family」のメンバーとして活動する。コロンビアのバンド、モンシュー・ペリネのNPR「Tiny Desk Concert」に参加奏者として出演したほか、世界各国のフェスティバルで演奏してきた。
共演は、横浜出身のビブラフォン奏者・宅間善之さんと、群馬県出身で都内中心に活動しているベースの大塚義将さん。ベースの大塚義将さん。宅間さんは、マリンバ奏者の父の影響でマレットを手に取り、高校時代にジャズへの興味を深め、バークリー音楽院に留学した。帰国後はジャンルを問わない演奏スタイルで、ビブラフォンの第一人者として活動する。5月1日に公開された高橋一生さん主演の映画「ラプソディ・ラプソディ」にも演奏で参加した。
ミュージッククロニクル Yokohamaは、ジャズ喫茶「ちぐさ」から寄託を受けたレコードを聴けるリスニングルームを中区常盤町で運営している。建て替え工事が止まったジャズ喫茶「ちぐさ」のレコードや音響機器を次世代につなごうと2025年2月に開設した拠点で、今回のライブもその活動の一環となる。
主催者は、横浜とニューヨークがいずれも多様な文化と人が行き交う港町であることに着目し、ジャズを通じて両都市をつなぐ場をめざす。日本でジャズを「静かに聴く音楽」から「体で感じ、共有する音楽」へと広げる試みとして、若い世代にも開かれた体感型のライブを掲げる。 横浜は、日本のジャズ文化が育まれたまちとして知られる。ジャズ喫茶「ちぐさ」の創業者・吉田衛さんは、ミュージシャンを支援し、育て、新しい挑戦を応援したいという想いを持っていた。今回の公演はその思いを受け継ぐ場としてこのライブを位置づけている。
ミュージッククロニクル Yokohamaのメンバーで、今回のライブを主催する椎名純子さんは、会社員として働く傍ら、幼い頃からさまざまなジャンルの音楽やレコードに親しんできた。椎名さんは「レコードや配信だけでは味わえない、ライブならではの魅力を体感してほしい。ジャズの醍醐味は、その場限りの即興演奏や、演奏者同士の化学反応が生まれる瞬間にある」と話す。「初めての人でも肩ひじ張らずに楽しめる。ジャズをより自由に、より開かれた文化として広げ、音楽を通じて人と人がつながる場をつくりたい」とも話す。
2部制で、出入りは自由。開場は18時30分、開演は19時、終演は21時を予定する。料金は4,500円(ドリンク別料金)。