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「横浜18区丼」のTSUBAKI食堂がビジネス講座 地産地消を生業にする仲間募集

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 農水省認定「地産地消の仕事人」で「TSUBAKI食堂」(横浜市中区本町6)店主の椿直樹さんが10月、地産地消を生業にするためのノウハウを伝授するビジネス講座「よこはま起業塾~横浜で食をビジネスにする~」を開講する。

椿直樹さんインタビュー 地産地消で地域の魅力に気付く

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 椿さんは横浜野菜の魅力を伝えるため、2003(平成15)年に「横浜野菜推進委員会」を設立。2010(平成22)年には「横浜を地産地消の代表都市に」と活動する任意団体「濱の料理人」を発足し、代表を務めている。

 TSUBAKI食堂では、提供するメニューの野菜の約9割に横浜野菜を使用。「やまゆりポーク」や「YOKOHAMAヨークシャー」など野菜以外にも各区の食材を使った「横浜18区丼」を開発するなど、横浜の食材を消費者に届ける取り組みを行っている。

 よこはま起業塾は、椿さんと一緒に横浜の地産地消を盛り上げていく仲間を増やすことを念頭に、「本気でビジネスに取り組みたい人」向けに開く。5回の本講座の後、事業計画の発表会まで11カ月間、受講生に伴走。ビジネスプランをブラッシュアップし、スタートを切るためのフォローアップを行う。

 同店で9月20日17時から、オリエンテーションを行う。当日は地産地消の特製ドリンクとワンプレートの料理を試食しながら、「地産地消をビジネスにするために必要なことは?!」をテーマにパネルディスカッションを行う。ディスカッションには、椿さんのほか、横浜市庁舎で毎週木曜に「夕方マルシェ」を運営するWoo-By.Style(ウッビースタイル)社長の野村美由紀さん、中小企業診断士で横浜市地産地消ビジネス創出支援事業育成プログラムの講師も務めるコンサラートの石井瑠美さんが参加。講座カリキュラムの説明も行う。

 椿さんは「ぜひ、よこはま起業塾に参加して私たちの仲間になって、一緒に地産地消を盛り上げていってほしい。まずはオリエンテーションで私たちの考える地産地消ビジネスについて話すので、気軽に参加してもらえれば」と呼びかける。オリエンテーションの参加費は1,000円。定員20人。本講座の受講にかかわらず地産地消に関心がある人が対象。

 本講座は生産者訪問やブランディング、事業計画の策定など11カ月で全7回。受講料は20万円。5人限定。

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