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関内で「図書館本」の著者2人が公開トークー未来の図書館を考える

神代浩さん著「困ったときには図書館へ-図書館海援隊の挑戦」と岡本真さん著「未来の図書館、はじめませんか?」

神代浩さん著「困ったときには図書館へ-図書館海援隊の挑戦」と岡本真さん著「未来の図書館、はじめませんか?」

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 関内で1月12日、図書館をテーマにした本の著者2人を招いたトークイベント「ラボ図書環オーサートークVol.19」が開催される。

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 「オーサートーク」は、本の著者や編者などを招き、著作のテーマや編集過程のエピソードなどについて話を聞く企画。19回目となる今回は「図書館クロストーク」として、図書館の可能性について、「未来の図書館、はじめませんか?」著者で、図書館事業のコンサルティングなどを手がける「アカデミック・リソース・ガイド」代表の岡本真さんと、「困ったときには図書館へ-図書館海援隊の挑戦」著者の神代浩さんが語る。NPO法人「横浜コミュニティデザイン・ラボ」(横浜市中区相生町3)が主催する。

 「未来の図書館、はじめませんか?」(青弓社)は、市民と行政、図書館員が日々の小さな実践を通して図書館の魅力を引き出す方法や、発信型図書館をつくるためのアイデアを提案し、地域を変え、人を育てる「未来の図書館」へと向かう道を提言する内容となっている。

 「困ったときには図書館へ-図書館海援隊の挑戦」(悠光堂)は、文部科学省文化庁・文化財部伝統文化課長の神代浩さんが執筆。身近な存在である図書館が、専任職員や資料購入費の減少により、元気のない状況が続くなか「さまざまな課題解決を支援する新しい形の図書館」を増やし、日本の図書館を元気にするという志を持って立ち上がった「図書館海援隊」の発足の経緯からこれまでの活動を振り返り、今後の図書館のあるべき姿について問題提起をしている。

 岡本真さんは「『未来の図書館、はじめませんか?』をもっとも読んでほしいのは、佐賀県武雄市の図書館の話題が気になる・地元の図書館の魅力が乏しい・海外の図書館は素敵だな…そんな思いを持っている方々。自治体が設置する公共図書館は、市民一人ひとりの意識と行動で大きく変わる可能性を秘めている。この機会に一緒に図書館のありようを考えてみませんか」と話す。

 会場はシェアオフィス「さくらWORKS<関内>」(横浜市中区相生町3)。イベントは18時開始。参加費は1,000円(ワンドリンク付)学生500円。詳細、申込みはフェイスブックのイベントページで。

 また、同日、岡本真さんが主宰する「神奈川の県立図書館を考える会」は、横浜市開港記念会館(中区本町1)で、シャンティ国際ボランティア会の鎌倉幸子さんを招いた「災害と図書館」をテーマとするトークイベントと、ワークショップ「私が行きたい県立図書館」を開催する。

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