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横浜で「グローバルキッズ」育成講座、国際交流の楽しさ体感

AEAによる2020年2月、鎌倉で東京オリンピックパラリンピックを想定した外国人「OMOTENASHI」検証実験。埼玉から26人、横浜2人、東京2人、群馬2人の子どもが参加した。

AEAによる2020年2月、鎌倉で東京オリンピックパラリンピックを想定した外国人「OMOTENASHI」検証実験。埼玉から26人、横浜2人、東京2人、群馬2人の子どもが参加した。

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 NPO法人「AEA(All Education Academy)」は、考える力・創造する力・問題解決する力を身につける「グローバルキッズ」を育てる講座を4月から開講する。

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 「AEA」は「教育は社会を変える小さなプロジェクト」をコンセプトに、2015年に熊谷市(埼玉県)でスタート。子どもと保護者に向け、英会話学習支援や、外国人観光客へのボランティアガイドの体験など、英語を学ぶ「実践の場」を提供。1月から横浜支部の運営を始めた。横浜は熊谷市、さいたま市に次ぐ3拠点目となる。

 講座は、小学1年生から高校3年生の、英検3級程度の英語力がある生徒が対象。7月まではオンラインで、ネイティブスピーカーと1対1のプライベートレッスンや、課題解決型のアクティブラーニングに埼玉の子どもたちとともに取り組む。感染症の拡大状況をみながら、夏以降、横浜市役所や横浜市社会福祉センターなど、市内施設で横浜独自の活動を予定する。

 横浜支部代表の松山友香さんは、横浜国立大学を卒業後、オーストラリアで日本語を教え、帰国後は外資航空会社で成田空港に勤務。結婚後は家族でドバイに7年間滞在、インターナショナルナーサリーの教員として、多国籍な子どもたちの教育に関わった。現在はインバウンド向けの観光事業にも携わる。

 日本の公立学校に通う自分の子どもを育てながら「発音にこだわるより大事なことがある。子どもは選択肢を多くもった方がいい。世界を知るきっかけを与えてあげたい」と感じたという松山さん。

 「英語はコミュニケーションツールのひとつ。 子どもたちには、国際交流の楽しさを体感し、その先にある多様な価値観や世界を知ってほしいと思う。国籍問わず、子ども一人一人には無限の可能性があり、何でも楽しめる才能が備わっている。親子で国際交流を楽しみながら、子どもたちが自分の可能性を広げていくお手伝いができれば」と話す。

 先行する埼玉県では県の後援を得て、東京オリンピックパラリンピック「オンラインOMOTENASHI」プロジェクトを立ち上げ、英語を使う実践に取り組んでいる。「今後は横浜市ともいろいろ連携できる関係性を作りたい」とも。

 養成講座の開講に先立ち、3月21日にオンライン(Zoom)で講座の説明会を開催する。13時~。説明会の参加は無料。講座は月額5,800円。

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