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南区の高台にシェアハウス+シェアカフェ「ブラフテラス」 築55年の空き家活用

カフェのインテリアには、アパートに残されていた家具や家電も再利用されている

カフェのインテリアには、アパートに残されていた家具や家電も再利用されている

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 横浜市南区に5月、シェアハウスとシェアカフェを併設した「BLUFF TERRACE(ブラフテラス)」(横浜市南区唐沢13)がオープンした。

アーティストがデザインした入居者募集中の個室

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 運営は、中区・寿地区の簡易宿泊所を再活用した「ヨコハマ・ホステル・ヴィレッジ」などの地域活性化事業を手がけるコトラボ(中区松影町3)。横浜都心部が一望できる高台の住宅街にある築55年のアパートを、6~8畳のキッチン付き個室5部屋と、事務所、約15平方メートルのカフェに改装した。

 居室3部屋の内装は、個性を出そうと3組のクリエーターに依頼。中区石川町で子ども造形教室を運営するユニット「ドゥイ」、鉄を使った作品を手がけるアーティスト・Feさん、黄金町の建築設計事務所・アイボリィアーキテクチュアがそれぞれ一部屋ずつデザインや施工を手がけた。トイレとシャワールームは共同利用で、現在残り2部屋の入居者を募集している。

 曜日ごとに異なるオーナーが運営するシェアカフェは、現在水曜~土曜のオーナーが決まっており、木曜の営業は来週23日から、金曜の営業は7月からスタートする。水曜は、コトラボスタッフが生ハムパニーニ(750円)や自家焙煎のコーヒー(450円)、オーガニックの紅茶(450円)などを提供。土曜はシェアハウス入居者による挽きたてコーヒーをメインにしたカフェで、木曜はお茶や和菓子、金曜はパティシエによるスイーツ&ヨガをテーマにした営業を予定している。席数は室内・テラス席各9席。

 自身も近所に住んでいたというコトラボ代表の岡部友彦さんは「坂を下りないとお店がなく、地元の人が気軽に立ち寄れる場所があればいいのにと思っていた。何かをやろうとしている人がはじめの一歩を踏み出すお手伝いができれば」と話している。

 カフェの営業時間は9時~17時で、17時以降はシェアハウスのリビングに活用する。シェアカフェの利用料は平日1曜日あたり月額1万9,000円、土曜・日曜は2万6,000円(光熱費込み)で初期費用なし。シェアハウスは約4万3,000円~4万8,000円(電気代別)。

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