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そごう美術館で金子みすゞ展-CMで話題の「こだまでしょうか」も

「20歳のみすゞ」© 金子みすゞ著作保存会

「20歳のみすゞ」© 金子みすゞ著作保存会

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 そごう横浜店6階のそごう美術館(横浜市西区高島2)で5月14日から、「没後80年金子みすゞ展~みんなちがって、みんないい。」が開催されている。

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 没後80年を迎えた金子みすゞは大正時代末期から昭和時代初期に活躍した童謡詩人。同展は第1部「金子みすゞの生涯」と第2部「みんなちがって、みんないい。-それぞれのみすゞ」の2部構成で展示する。

 第1部では新たに遠縁宅から発見されたみすゞの少女時代の写真を公開。遺稿が記された3冊の手帳や、投稿作品が掲載された雑誌、みすゞが生まれ育った山口県仙崎や下関での貴重な資料など約60点を展示し、その生涯をたどる。

 第2部では荒木経惟さん、片岡鶴太郎さん、松たかこさん、リリー・フランキーさん、やなせたかしさんなど、みすゞを愛する著名人63人から寄せられたメッセージや、書画、イラストを展示し、それぞれに込められた思いをみすゞ自筆の詩とともに紹介する。 AC公共広告機構のCMで話題になった作品「こだまでしょうか」は石井ふく子さんのメッセージとともにパネルで展示される。

 そごう美術館の学芸員・石間戸智恵さんは「一番見ていただきたいのは、3冊の遺稿手帳です。この手帳が発見されたことで、今私たちはみすゞの詩を読むことができます。みすゞの自筆で詩を読んでいただける貴重な機会です。みすゞの詩は子供でも分かるようなシンプルな言葉で書かれていますが、内容がとても深いので、その時々で心に響いてくるものが違います。一つでも好きな詩を見つけていただけたら嬉しく思います」と話している。

 開館時間は10時~20時(入場は19時30分まで)。入館料は大人=800円、大学・高校生=600円、中学生以下無料。6月5日まで。

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