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馬車道駅ドーム天井に円形の「アートビジョン」 映像作家伊藤有壱さん制作

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 みなとみらい線馬車道駅(横浜市中区本町5)で、みなとみらい線開業20周年記念「馬車道みらいプロジェクト」が3月9日から開催されている。主催は馬車道みらいプロジェクト委員会。

アニメーション作家の伊藤有壱さんと横浜高速鉄道の大石龍巳さん

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 馬車道駅改札内の「みなとみらい線開業20周年パネル展」では2月1日に開業20周年を迎えたみなとみらい線の20年の歩みを写真で振り返るとともに、馬車道駅周辺のまちづくりをパネルで紹介。

 土曜・日曜と19日には、ドーム天井に大型円形アートプロジェクション「アートビジョン」を展開する。

 アートプロジェクションは横浜で活動する映像作家の「I.TOON」の伊藤有壱さんが制作。伊藤さんは、ガーデンネックレス横浜公式マスコット「ガーデンベア」デザインや、横浜を舞台としたアニメーション「ハーバーテイル」を監督。

 「アートビジョン」には、アート映像「フェナキスティスコープ」「港へつづく道」と、「みなとみらい線開業20周年アニバーサリー映像」「ガーデンネックレス横浜2024 イメージムービー」「2027年国際園芸博覧会イメージムービー」の5種類のコンテンツが投影。上映時間はそれぞれ約1分30秒。1

 「フェナキスティスコープ」は映画史以前の動画玩具の1つで、回転する円盤を鏡に映しそのスリットを通し絵の連続が動きとして見える装置で、早稲田大学名誉教授の草原真知子さんが「馬」「花」「ダンス」など企画に合う回転盤を提供。

 「港へつづく道」は伊藤さんが写真家の森日出夫さんとコラボレーション。アニメーション作品「ハーバーテイル」が表現する港町の物語と、共に変わりゆく港の風景が重なり、未来の港の風景へと思いをはせる作品。

 伊藤さんは「馬車道駅のドーム天井をスクリーンにしたいということは18年前から考えていた」と話し「みなとみらい線20周年でチャンスを頂いた。コロナ後の未来をみんなで作りたい」とも。

 アートビジョンの上映時間は11時~18時30分。3月24日まで。

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