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27年目の「横浜ローザ」 赤レンガ倉庫ホールで上演へ 五大路子さんの一人芝居

「横浜ローザ」公演の様子

「横浜ローザ」公演の様子

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 「五大路子のひとり芝居『横浜ローザ』赤い靴の娼婦の伝説」が5月19日から23日まで、横浜赤レンガ倉庫ホール(横浜市中区新港1)で上演される。

横浜ローザ 「伝説は終わらない」 

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 横浜ローザは、白塗りの厚化粧に白いドレスを身にまとい、終戦直後から横浜の街角に出没していた伝説の娼婦「ハマのメリーさん」をモデルにした舞台作品。俳優の五大さんが5年間かけて取材し、1996(平成8)年の初演からライフワークとして演じ続けている。27年目となる今回は、4年ぶりに同施設が会場になった。5日間の各公演終了後には「ブリキのおもちゃ博物館」(山手町)の北原照久館長、シンガーソングライターの山崎ハコさんといったゲストを招き、五大さんとのアフタートークも行う。

 「2002(平成14)年から毎年赤レンガ倉庫での上演を続けてきた。今年はホールがある1号館が完成して110年の節目。明治、大正、昭和、平成、そして令和と横浜の変遷を見続けたこの会場に、ローザが帰ってくる」と話す五大さん。著書「Rosa 横浜ローザ、25年目の手紙」を2020年に出版し、横浜国立大学や横浜市立大学などで講義も行う。「学生さんたちが生まれる前からローザを演じていることに驚く」と笑いながらも、「太平洋戦争を体験し、戦後を生き抜いた人たちの『過去からの伝言』を受け継いでいるつもりだったが、今もウクライナでは戦争が続き、平和への道を模索している。ローザは今もどこかで生き続け、問いかけ続けているのかもしれない。昭和は遠くなったが今だからこそ、これからを生きる若い人たちもローザに出会いに来てほしい」と来場を呼びかける。

 14時開演(19日は18時)。今月18日から前売り券を販売する。全席指定で一般= 5,500円(当日6,000円)、学生=3,000円(当日3,500円)。未就学児は入場不可。

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