横浜市民メディア連絡会が「青空文庫」の創設者招き講演会

横浜市民メディア連絡会の会合の様子

横浜市民メディア連絡会の会合の様子

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 なか区民活動センター(横浜市中区日本大通34)で7月3日、「2010年度 横浜市民メディア連絡会」の総会と講演会が開催される。

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 横浜市民メディア連絡会は、市民が自由に市民メディアを活用して、コミュニティの課題を主体的に解決するため、市民メディアの活用研究、メディアリテラシー研究などを行い、市民団体、行政、大学、メディア/企業の会員メンバーが協働して行政への政策提言、社会的実験などを行なう市民団体。

 当日は2部構成で開催し、前半の総会では、横浜開港150周年の関連事業として昨年スタートしたWEBサイト「みんなでつくる横濱写真アルバム」などの「市民デジタルアーカイブ・プロジェクト」、横浜市民放送局、市民メディア活用講座「市民放送局プロジェクト」、「地域情報プラットフォーム・プロジェクト」などの2009年度事業報告を実施。

 後半は、1997年にインターネットの電子図書館「青空文庫」の一般公開を始めた創設者・富田倫生さんが登壇し、「iPadで注目される電子書籍の市民的活用術」をテーマに講演を行う。図書館名「青空文庫」には、「青空を見上げれば本が開かれるような環境をインターネット上のテキスト交換で可能にする」という意味が込められているという。

 会場はなか区民活動センターの研修室。開催時間は17時~19時(総会=17時~17時50分、講演会=18時~19時)。一般参加無料。

 富田さんは広島市生まれ、早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。編集プロダクション勤務後、ライターとしてノンフィクションのさまざまな分野を取材。パーソナルコンピューターの比重が高まる中、現在、電子書籍ビューアT-timeを開発しているボイジャー社が当時開発した電子本「エキスパンド・ブック」を見て電子出版の可能性を信じる。紙媒体の著書に、「パソコン創世記」(旺文社文庫版、TBSブリタニカ版)、「宇宙回廊 日本の挑戦」(旺文社)、「電脳王 日電の行方」(ソフトバンク)、「青空のリスタート」(ソフトバンク)、「本の未来」(アスキー)がある。

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