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横浜美術館でミュージカル「三月革命」-被災者による、被災者のための舞台

昨年の「三月革命」横浜公演の様子

昨年の「三月革命」横浜公演の様子

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 横浜美術館レクチャーホール(横浜市西区みなとみらい3)で3月8日、東日本大震災復興支援舞台「三月革命 ~どうして彼女は被災地にもどったのか?~」の横浜アンコール公演が行われる。

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 同公演は、劇団仙台ローズによる「被災地の、被災者による、被災者のためのミュージカル」。東日本大震災をテーマに、仙台の作家が主催する仙台発の裏エンターテインメント番組「エマTV」での取材体験や、大震災の鎮魂と復興を願う「東北六魂祭」のプロデューサーの体験などをもとに書き下ろされた。

 被災地以外の地域で公演を行うことで、東日本大震災の復興支援を呼びかけ、大震災の教訓や記憶の風化の回避を図る。主催は劇団仙台ローズ&ちろりんENTERTINMENTS。

 物語は演劇、朗読、歌で構成。劇中では、被災者の手記集の朗読も取り入れ、現実と虚構を交差させ、「かつてあったけれども、これから起こりうる問題」として投げかけている。今回のアンコール公演では、登場人物を大幅に変更し、一人の女優の視点から「被災するということ」を描く。

 出演は、佐藤優花さん、安西恵摩さん、泉水涼さん、有希乃路央さん(ゲスト)。上演時間は約80分。全2回公演(11時30分~/14時~)。売り上げの一部は被災地の復興支援に充てられる。

 劇団仙台ローズ代表の三谷青子さんは「継続して震災の悲惨さを伝え、今後起こりうる大地震、津波に備える気持ちを忘れないでほしいと心より願っている。今回は内容がガラリと変わり、昨年ご覧いただいた方も、初めての方も楽しんでもらえると思う。震災から3年が経ったそれぞれの思いを感じていただけたら」と話している。

 入場料は前売=1,200円、当日=1,500円。問い合わせはstudio8(TEL 080-5554-7787)まで。

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