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神奈川芸術劇場でミュージカル・スリラー「スウィーニー・トッド」

スウィーニー・トッド役を演じる市村正親さん

スウィーニー・トッド役を演じる市村正親さん

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 神奈川県立新ホール「神奈川芸術劇場(KAAT)」(横浜市中区山下町281)で7月9日と10日、ブロードウェイ・ミュージカル「スウィーニー・トッド」が上演される。

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 「スウィーニー・トッド」は、現代ミュージカルの巨星スティーヴン・ソンドハイムによるトニー賞8部門受賞作。25年ぶりとなる日本上演の翌2007年に、ティム・バートン監督とジョニー・デップ主演のコンビで映画化され、第65回ゴールデングローブ賞2部門、第80回アカデミー賞美術賞を獲得するなど大きな話題を呼んだ。

 舞台は18世紀末のロンドン。フリート街で理髪店を営むベンジャミン・バーカーは、その妻を横恋慕する悪徳判事ターピンによって無実の罪で流刑される。15年後、「スウィーニー・トッド」と名を変えて街に戻った彼は、大家のミセス・ラヴェットから、妻の自殺と、娘ジョアンナがタービンに養われていることを聞かされる。スウィーニーは、ミセス・ラヴェットが経営するパイ屋の2階に再び理髪店を構え、商売道具のカミソリを手に復讐劇を始める。

 演出・振付は、KAAT初代芸術監督の宮本亜門。作詞・作曲はスティーブン・ソンドハイム。脚本はヒュー・ホィーラー。出演者は、スウィーニー・トッド役に市村正親、ミセス・ラヴェット役に大竹しのぶ。そのほか、キムラ緑子、ソニン、田代万里生、安崎求、斉藤暁、武田真治など。

 神奈川芸術文化財団 広報担当の熊井一記さんは「スウィーニー・トッドは、いつか演出してみたいと願っていた一番好きなソンドハイム・ミュージカル、と語る宮本亜門が、『太平洋序曲』に続きソンドハイムの作品を演出します。東京、大阪、広島、長崎、名古屋の巡回ツアーを経ての横浜公演。太平洋序曲とは異なる魅力にあふれた、いまだかつてないミュージカル・スリラーをぜひ堪能ください」と話す。

 会場は神奈川芸術劇場 ホール。チケットはS席8,500円、A席6,500円、B席(イス付立見席)4,500円。問い合わせは神奈川芸術劇場(TEL 045-662-8866:チケットかながわ)ほか。

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