MMで地雷除去チャリティ「フットサル大会」-学生団体が企画

10月11日に東京都多摩市で行われた「GLOBE CUP」の様子

10月11日に東京都多摩市で行われた「GLOBE CUP」の様子

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 横浜みなとみらいスポーツパーク(横浜市西区みなとみらい)で11月22日、スポーツを通じて社会貢献に取り組む学生団体「GLOBE PROJECT(グローブプロジェクト)」は地雷除去のチャリティフットサル大会「GLOBE CUP 10th anniversary」を開催する。

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 同イベントは、大会参加費の一部をカンボジア地雷撤去費にあてるもので、経験者が中心の「オープン」から初心者向け「ウルトラビギナー」まで4部門を設け約40チームが競う。会場には、「フリースタイルフットボール」と呼ばれるリフティングなどボールを使ったパフォーマンスを披露するグループ「球舞」がゲストに登場する。今回は使用するコート数5面(予定)分に相当する地雷原(3,100平方メートル)の地雷除去に必要な費用約275,900円を参加費の中から現地の地雷除去団体「ピースロードオーガニゼーション財団」に寄付される予定。

 主催する「GLOBE PROJECT」は、初代代表の菅原聡さん(現在は社会人)が休学中に世界中を旅した経験がきっかけとなり2006年に立ち上げた団体。津波被害にあった若者や、貧困の村の難民の子ども、紛争地帯の元少年兵らと出会い、世界中でサッカーが親しまれていることを知り、社会貢献へのきっかけづくりとして立ち上げたという。現在早稲田、慶応、明治など関東圏の大学生を中心に20人が所属。スポーツを楽しむことで社会問題に対する新しい思考を提案することを目的に、フットサル大会の開催を通して延べ228万2506円を地雷除去団体に寄付してきた。

 GLOBEPROJECT広報局長で明治大学3年の竹内祐貴さんは「設立から1年ほどで6回の『GLOBE CUP』を開催し、18,000メートルの地雷原の除去ができた。初期の目標を上回る成果を残すことができました。多くの方々に支えられていることを忘れずに、日々の活動に取り組んでいます。純粋にフットサルを楽しむことを一番大切した大会なので、一緒にスポーツを楽しむ気持ちでぜひ一度大会に遊びに来てほしい」と話す。

 現在参加チームを募集中で、参加費は1チーム18,000円(参加費事前振込の場合16,800円)。申し込みは同団体サイトから。

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