闇市時代の横浜を題材に朗読ライブ-横濱夢語りプロジェクト

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 横濱夢語りプロジェクト(横浜市中区野毛町、TEL 045-622-3324)は関内ホール(中区住吉町)で11月14日、朗読音楽ライブ「戦後の横浜・野毛の闇市に憧れた少女」を上演する。

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 同プロジェクトは、時代とともに移り変わった横浜の生活文化を「街の財産」としてDVD、メディア、朗読音楽ライブなどで語り伝えていこうと演出家や俳優、歌手などアーティストらが中心となって発足。開催は今回で24回目となる。

 今回の作品は敗戦後の闇市時代の横浜を舞台に貧しくとも明るく気丈に生き抜く4人姉妹の物語。横浜在住で横浜市役所を1997年に定年退職した後、作家に転身した中川由布子さんが自身の体験を小説にした「ちょいとかくせ」をもとにしたもの。同プロジェクト参加メンバーの作家、石山和男さんが脚本を手がけた。昭和20年代の野毛・横浜界隈を多感な少女・みちの目を通して路地裏の人々と暮らしを描いている。

 そのほか、港町の古アパートを舞台にした作家浅田次郎さんによる短編小説「霧笛荘夜話」の中から「マドロスの部屋」も披露される。朗読は、俳優の金田賢一さん、桐山ゆみさんが担当。音楽は作曲家の丸尾めぐみさんによるオリジナル曲を中心にギタリストの中村裕介さんらが朗読とともに演奏する。

 プロジェクトのプロデューサーの茨木三恵子さんは、「今回の2作品はどちらも闇市が舞台。ホールにバラック小屋の舞台セットをつくります。情緒ある野毛の戦後の闇市の時代の雰囲気が伝わると思います」と話している。

 上演時間は18時30分。チケットは前売=3,500円、当日=3,800円。

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