イタリア料理店「TESORO(テゾーロ)」(横浜市中区弁天通3)が9月8日、オープンした。
店主の大越将司さんは中学生の頃から料理人を志し、高校卒業後に服部栄養専門学校(東京都渋谷区)へ進学。調理師免許を取得して卒業後、赤坂のイタリア料理店に就職した。さまざまな店で経験を積み、今回が自身の店を持つ初めての機会となる。
店名は「宝物」を意味するイタリア語に由来する。大越さんは「自分たちにとっての宝物であり、お客さまにとっても宝物になるような店にしたい。自分がいいと思う料理を分かち合いたい」と笑顔を見せる。コース主体のカウンターイタリアンで、大腰さん一人で店を切り盛りする。
コースは、前菜盛り合わせ・パスタ・魚料理・肉料理・デザート。旬の食材を生かしてメニューは月替わりにし、アレルギーへの対応に加え、リピーターには前回とは異なる内容にするなど、予約ごとにアレンジする。メニューは利用客の名前を入れてプリントするため、記念に持ち帰ることもできる。
今月は、前菜に「あひるさんちの田舎風パテ」など5品を用意。パスタには「湘南みやじ豚の自家製グアンチャーレと黒トリュフを使ったカルボナーラ」、魚料理には「地獲れ太刀魚のインボルティーニ」、肉料理には「神奈川県産馬肉とトルコ茄子(なす)のグリル」などをそろえる。デザートには「ババと無花果(いちじく)のコンポート、アールグレイのジェラート」を組み合わせる。
「店舗がある『馬車道』のイメージを何らかの形でメニューに入れていきたい」と奥田さん。馬車道での開店を記念し、パスタには「馬車の車輪」を意味する「ルオーテ」を使用。カルボナーラソースに絡め、黒トリュフを添えている。
客席は12席だが、予約は1日につき3組、8人までに限定し、ゆったりと過ごせる空間づくりを心がけるという。
大越さんは「小規模でも、店主や接客スタッフの人柄が届くような小さな店が、たくさんある街がいい。外食をすることは特別なこと。コース料理を通じて、お客さまに『良い体験をした』と感じてもらえたら」と話す。
営業時間は17時30分~23時30分で、土曜・日曜・祝日は12時~15時も営業。予約制でランチメニューは設けず、コース(8,800円)のみ。