横浜の伝統産業とまちづくりをテーマにした「第48回 歴史を生かしたまちづくりセミナー」が9月20日、横浜市認定歴史的建造物「ベーリック・ホール」(横浜市中区山手町)で開催される。主催は公益社団法人横浜歴史資産調査会。
1859年の開港を機に、横浜では絹製品や陶磁器の眞葛(まくず)焼、横浜焼、横浜家具などの産業が発展。職人の技術が見られる作品は海外からも高い評価を受けたが、現在は技術の継承に課題も抱えている。
セミナーでは、横浜の伝統産業を守り、次世代へ伝えていくとともに、まちづくりにどう生かしていくかを考える。
プログラムは、帝京大学名誉教授の岡部昌幸さんの記念講演「横浜の伝統産業を守り、伝える」に続いて、「宮川香山 眞葛ミュージアム」館長の山本博士さんが「世界を魅了した幻のやきもの眞葛焼」をテーマに基調講演を行う。
シンポジウムでは「伝統産業をまちづくりに生かす」をテーマに、横浜絹織物、横浜家具、眞葛焼、横浜焼を事例として取り上げる。岡部さんがコメンテーターを務め、公益社団法人横浜歴史資産調査会常務理事の米山淳一さんがコーディネーターを務める。パネリストは、山本さんと、シルク博物館館長の高橋典子さん、山村染織工芸代表で手描き染織作家の山村あゆみさん。
米山さんは「横浜市は歴史を生かしたまちづくりを1988(昭和63)年、全国に先駆け推進し、美しい都市景観を誇る街。伝統産業を横浜らしいまちづくりに生かすことをこの機に一緒に考えて」と来場を呼びかける。
開催時間は13時30分。参加費は500円(資料代)。申し込みは電話(TEL 045-663-5685)または来館で受け付ける。定員=50人、事前申込制。