横浜市は9月8日、相鉄線星川駅(横浜市保土ケ谷区星川1)中層階に所在する行政区画を活用した創造界隈拠点の運営事業者を、ハーチと Route Design合同会社で構成するグループ「Creative Circular City Collective(クリエイティブ サーキュラー シティ コレクティブ)」に決定したと発表した。都心臨海部以外における創造界隈拠点の設置は市内7カ所目にして初めてとなる。
横浜市の創造界隈拠点は、2004年から推進してきた「文化芸術創造都市」施策の一環で、歴史的建造物等をアーティストやクリエイターの活動・発信の場として活用するもの。象の鼻テラス・BankART Station・黄金町バザールの拠点などがこれにあたり、これまで都心臨海部を中心に展開してきた。対象の星川駅行政区画は鉄骨造2階建て、対象面積は約200平方メートルで、数年間にわたり遊休化していた空間。市は今年3月に「星天めぐる芸術祭」を同区画で試験的に開催し、交流拠点としての可能性を確認した上で公募に踏み切った。
選定されたハーチは、横浜のサーキュラーエコノミー(循環経済)促進プラットフォーム「Circular Yokohama」の運営や星天qlay(星川~天王町高架下施設)での活動実績を持つ事業者。Route Design合同会社は地域共創型の空間づくりを専門とする。
両社はCreativity(創造)・Circularity(循環)・Culture(文化)の融合をコンセプトに据えた「創造循環文化拠点(Creative Circular Culture Center)」の設置を提案し、5月16日から7月9日の公募に対して2者が応募。7月31日の公開プレゼンテーション・ヒアリング審査を経て、横浜市創造界隈形成推進委員会が選定した。
提案では、地域で不要になった資源を回収して「マテリアルライブラリー」として展示・提供する循環型ライフスタイルデザイン事業、横浜周辺で活動するアーティストの制作支援と展示を行うアーティスト支援事業、循環と芸術をテーマとした地域芸術祭の開催のほか、臨海部の創造界隈拠点と連携した学習プログラムを展開するスクール事業を複合的に展開するとしている。運営事業者は横浜市・相模鉄道・相鉄ビルマネジメント・相鉄アーバンクリエイツと連携協定を締結する予定。開業時期は詳細決定後に発表するとしている。