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乗り物絵師・轟友宏さん、元町のすし店ギャラリーで横浜市内初個展

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 元町の「Gallery+Sushi三郎寿司あまね」(横浜市中区元町1)で、横浜在住の乗り物絵師・轟友宏さんによる展示が行われている。

Gallery+Sushi三郎寿司あまね 外観

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 轟さんはさまざまな乗り物を独特の曲線で描く絵師で、1台の車に対して100枚以上の撮影を行い、実車を観察しながら、車を正面から捉えた作品で知られている。画材は四角いキャンバスにアクリル絵の具を使い色鮮やかな色彩で表現している。

 国内外で個展を開いている轟さんが市内のギャラリーで展示するのは今回が初めて。作品はシェアオフィス「さくらWORKS<関内>」(相生町3)でも制作しており、昨年、元町で行われたクラッシックカーレースのポスター原画の制作をきっかけに、今回の展示が決まった。

 ギャラリーでは50点以上の作品を展示。下部に設置された作品には作品を保護するためアクリル板に覆われているが、上部の作品はダイレクトに色を感じてもらうため、あえてアクリル板抜きで展示している作品もある。 小さめの作品はランダムに配置し、壁面いっぱい車が広がるようレイアウトしている。

 轟さんは「市内の画廊が減ってきているなか、横浜のアーティストが地元で展示する機会を大事にしていきたい」と話す。

 ギャラリーオーナーの田口竜太郎さんは、ギャラリーから徒歩1分の場所にある創業49年「横浜元町三郎寿司」の2代目で、築地市場で10年ほど魚河岸の仲卸だったキャリアを持つ。「すしならば、作品に匂いが移らず共存できる」と、すしを食べながら作品を見ることができるギャラリーを2018(平成30)年5月にオープンした。 開放感のある全面ガラス張りの店内には、地元にルーツに持つ作家や世界中のアーティストの作品を展示している。

 営業時間は火曜~日曜日12時~20時(月曜定休日)。入場無料(飲食代別途)。9月6日まで。

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