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象の鼻テラスで「スローレーベル」参加体験型展覧会-金沢漁港のドキュメンタリーも

3月1日に開催されたドキュメンタリー「ひとひろはん」上映会

3月1日に開催されたドキュメンタリー「ひとひろはん」上映会

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 象の鼻テラス(横浜市中区海岸通1)で3月1日から、「SLOW LABEL THE FACTORY3『Blue Ocean Blue Sky うみとそらのものづくり』展」が開催されている。

新シリーズ「BLUE BIRD COLLECTION -MADE IN TOKUSHIMA-」

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 スローレーベルは、アーティストと障がい者が協働で製作する全て一点モノの手づくり雑貨ブランド。2009年に始動した、横浜市内の障がい者施設や企業と国内外で活躍するアーティストをつなげる「横浜ランデヴープロジェクト」から生まれ、首都圏の百貨店などで商品を販売してきた。

 3年目となる今年は、金沢区の金沢漁港で「スロー漁港~海辺のものづくり~」と題し、漁網作りに挑戦。実際に漁港で収穫した海苔を使用し、フードデザイナーの中山晴奈さんが監修した「SLOW BALL のりみそスープ」を会場で提供するほか、8日には映像作家・池田美都さんによるドキュメンタリー「ひとひろはん」の上映会と、視覚を閉ざした状態で食事を提供する「暗闇ごはん」を開催する(18時30分~20時30分、夕飯付き2,500円)。

 また、徳島県の障害者施設と共同で開発した新シリーズ「BLUE BIRD COLLECTION -MADE IN TOKUSHIMA-」も発表。井上唯さん、okada marikoさん、SAFARI.incの3組の参加アーティストによる、幸せの青い鳥をイメージしたアクセサリーなどを販売する。15日と16日には、井上唯さんによる会場インスタレーション「雲ノ鳥」の公開制作(11時~17時)も行う。

 会場では、スローレーベルのコンセプトであるスローマニュファクチャリングの現場を体験できる10種類のメニューを用意。縫い物などのスローワーク体験を通して、「ものづくり」の現場の楽しさを共有することができる。スローワークを体験した参加者には仕事量に応じて地域通貨「スローマネー」が発行され、自分で作った作品の購入や、併設の象の鼻カフェでの飲食に利用できる。

 スローレーベルディレクターの栗栖良依さんは「『うみ』は横浜の取り組み、「そら」は徳島との取り組みを指している。藍染めは渋いイメージになりがちだが、カジュアルに見せたくて鳥をイメージに開発した。がさつな人でもできるので、ぜひファクトリーでスローワークを体験してほしい」と話す。

 仕事体験ができる「ファクトリー稼働日」は、土曜・日曜・祝日の3月8日・9日・15日・16日・21日・22日・23日。11時から17時(最終受付16時)の間で好きな時間に参加できる。予約不要、参加費無料(一部有料)。展示・ショップの営業時間は10時~18時。3月23日まで。

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