暮らす・働く

若者対象に参院選投票を促すキャンペーン-横浜市内の各店で割引特典

「センキョ割2@よこはま」は、若者の政治への関心を高めようと、20代~30代が中心になって進めている。

「センキョ割2@よこはま」は、若者の政治への関心を高めようと、20代~30代が中心になって進めている。

  • 0

  •  

 「今まで一度も投票に行ったことがない」という若い世代を対象に、まず「選挙という言葉を口にしてもらいたい」と、7月21日に投開票される参議院議員選挙後に撮影した写真を「クーポン」として活用する投票率アップキャンペーン「センキョ割2@よこはま」が同日スタートする。飲食店など143店舗が参加し、若者の「投票行動」を応援する。

[広告]

 企画しているのは、ホームページ制作や政治イベント企画を手がけるワカゾウ(本社・東京都世田谷区)の横浜事務所(横浜市中区相生町3)。同社は、これまでにも政治家と大学生との交流会を手がけたり、2012年12月の衆議院議員選挙で同様のキャンペーンを実施したりと、若い世代の政治への関心を掘り起こす企画を展開してきた。

 今回、横浜を舞台にキャンペーンを実施したのは、「住みたい街ランキング」(SBIライフリビング社調べ)で2年連続1位を獲得するなど、「素敵な街」の印象が強い横浜の大人たちが、若者の政治参加を応援することで、「投票はかっこいい」というイメージを発信したかったからだという。

 また、日本で最も人口が多い自治体である横浜市が、今回の参院選作業にかける費用は約9億2000万円で、投票率が上がらなければ多額の税金が無駄になってしまう。このため、横浜の若者の低投票率に歯止めをかける目的もある。

 イベント開催期間は、7月21日から8月4日の2週間で、20~35歳の「若者」が対象だ。特典を受けたい場合、投票後に投票所の看板の前で写真を撮影し、協力店舗でその写真を掲示する。

 横浜市内の投票所だけでなく、全国の投票所の写真でも特典を受けることができるため、観光客でも活用が可能だという。7月20日現在、143の店舗が協力しており、特設ウェブサイトで特典が確認できる。

 企画を担当している同社の渡邊実穂さんは「まったく政治に関心のない人たちに『選挙』という言葉を口にしてもらうにはどうしたらいいかと考え、楽しめるキャンペーンを始めた。地域の店舗の協力も広がっているので、投票に行って、横浜の素敵なお店巡りを楽しんでほしい」と話している。

ピックアップ

ヨコハマ経済新聞VOTE

ヨコハマ経済新聞の読者歴はどれくらいですか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース