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「黄金町バザール」が開幕-京急高架下アートスタジオも完成

ミエテルノゾム君に変身したアーティストの照沼敦朗さん(写真右、「八番館」前)

ミエテルノゾム君に変身したアーティストの照沼敦朗さん(写真右、「八番館」前)

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 黄金町エリア一帯で、10月19日からアートイベント「黄金町バザール2012」が開催されている。

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 黄金町バザールは、黄金町、初音町、日ノ出町エリアで、住民、警察、行政、企業、大学らが連携し、街の再生を図るアートイベントとして2008年にスタートした。初黄・日ノ出町地区で地域のまちづくりに取り組む「初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会」とNPO法人「黄金町エリアマネジメントセンター」(横浜市中区日ノ出町2)の共催。

 今年は初の試みとして海外アーティストの公募を行い、6カ国(中国、インドネシア、フィリピン、ミャンマー、アメリカ、スウェーデン)の海外アーティスト含む、計33組のアーティストが参加。昨年に引き続き、黄金町バザール会期中に有効のパスポート(500円)を実験的に導入し、アーティストによる作品展示やワークショップ、トークショー、ボランティア・ガイドによる「まちあるきツアー」など多彩なプログラムを実施する。

 黄金町エリアマネジメントセンターの山野真悟事務局長は「黄金町バザールのスタート当初から提案している『将来の町のイメージをつくりたい』という思いは同じ。今年で5回目の開催になるが、積み重ねによる町の変化も見てほしい。また、今年はレジデンス期間をこれまでの2倍の2カ月にしており、全体的につくりこんだ作品が多いのが特徴。今年5月に結成した『初黄日(はつこひ)商店会』とも連携し、より地域の活性化につながる取り組みとしたい」と話している。

 19日には、京浜急行線・日ノ出町駅~黄金町駅間の高架下に2つの新スタジオ「Site-B」「Site-C」がオープンし、同エリアでの高架下を活用したアートスタジオの整備が完了した。高架下新スタジオは高架下100メートルの区画に連なる「まちづくり施設」で、昨年オープンした「Site-A」「Site-D」「かいだん広場」に加え、今回オープンした「Site-B」「Site-C」、計4つの建物群と広場で構成される。今後はまちのにぎわいを創出するカフェやショップ、集会場、アーティストの制作工房など、創造活動の拠点として活用していく。

 林文子横浜市長はオープニング式典で、「このエリアがアートの発信拠点になっていることを実感している。高架下に完成したアートスタジオも活用し、より地域を盛り上げてほしい。また、黄金町バザールなどのイベントがない平日にも気軽に遊びに行けるような、おいしい飲食店などの展開も期待している」と語った。

 開催時間は11時~19時(一部会場を除く)。高架下スタジオ、八番館、一部のイベントへの入場には会期中有効のパスポート(500円、中学生以下無料)が必要。12月16日まで(月曜休場)。

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