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横浜で「マンガ・ミーツ・ルーヴル」展-作家5人の原画などを紹介

展示作品©Musee du Louvre editions / Futuropolis©Musee du Louvre editions / Futuropolis /LUCKY LAND COMMUNICATIONS 2009 by HIROHIKO ARAKI

展示作品©Musee du Louvre editions / Futuropolis©Musee du Louvre editions / Futuropolis /LUCKY LAND COMMUNICATIONS 2009 by HIROHIKO ARAKI

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 BankART Studio NYK(横浜市中区海岸通3)で、展覧会「マンガ・ミーツ・ルーヴル-美術館に迷い込んだ5人の作家たち」が開催されている。

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 パリにあるフランスの国立博物館「ルーヴル美術館」をテーマに描き下ろされたフランス語圏のコミックス=バンド・デシネ(BD)シリーズを紹介する展覧会。会期中は、フランス、ベルギーのBD作家4人と漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の作者 荒木飛呂彦さんによる原画約60点を中心に、BD単行本、作品や作家の解説パネル、作品のスライドショーを展示する。

 今年11月に京都国際マンガミュージアムで開催した巡回展で、北仲スクールが京都国際マンガミュージアム、ルーヴル美術館との共催で行う。

 作品は、フランス革命時代のルーヴル美術館を舞台に政治家ロベスピエ-ルや画家ダヴィッドの関係を描いた「ルーヴルの上に広がる空」(ベルナール・イスレール)、いつかの未来、考古学者の一団が氷の下に埋もれたルーヴルを発見する「氷河期」(ニコラ・ド・クレシー)、変化を続ける巨大な組織ルーヴルを幻想的かつシニカルな視点で捉えた「レヴォリュ美術館の地下」(マルク=アントワーヌ・マチュー)。

 夜の美術館に訪れた幻想と美術の交錯した世界に困惑する耳の不自由な青年を描いた「奇数時間に」(エリック・リベルジュ)、特殊な能力を持つマンガ家がルーヴル美術館に所蔵されているという謎の絵を追い、その正体を突き止める「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」 (荒木飛呂彦)。

 京都国際マンガミュージアム広報担当の中村浩子さんは「原画をじっくり見る機会は少ないと思いますが、この展示で日本とフランスのコミックスの違いをご覧いただくことで、あらためて日本の漫画のおもしろさが見えてくると思います。BD単行本は手にとって読むことができ、スライドショーでは1ページが完成するまでの行程も紹介します」と話す。

 開催時間は11時30分~19時(最終日は17時まで)。観覧無料。12月17日まで。

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