横浜日仏学院がYCCで「ビデオ・アートの夕べ」-アーティストトークも

プログラム「マギー・マラン、Umweltへの回帰」より

プログラム「マギー・マラン、Umweltへの回帰」より

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 「ヨコハマ・クリエイティブシティ・センター(YCC)」(横浜市中区本町6、TEL 045-221-0325)で10月23日、世界の映像を紹介する「ビデオ・アート」の夕べが開催される。

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 「ビデオ・アートの夕べ」は、フランス政府の公式機関である横浜日仏学院が行うシリーズ企画で、厳選された世界のビデオアートを、アーティストトークを交えながら紹介する。

 今回は、フランスの女性振付家、マギー・マランさんの新作プログラム「マギー・マラン、Umwelt(ウンヴェルト)への回帰」(80分)を上映。「Umwelt」はドイツ語で「周辺世界」を意味し、同作品は2004年にフランス、その後ヨーロッパで公演され、世界のダンス界で注目を集めた。作品には、半透明パネルや鏡のパネルが設置された舞台に9人のダンサーたちが登場。映像資料を通して、マギーさんの古典的コンテンポラリーダンスからの軌跡を辿ることができる。

 上映後は、振付家・ダンサーでアーティスト集団「 ダムタイプ」メンバーの川口隆夫さんと横浜日仏学院講師でありフリーキュレーターのスティーヴン・サラザンさんによる対談を実施する(逐次通訳付き)。

 11月14日は、ロック、モード、セノグラフィー、ダンス、パフォーマンスを融合させた「亡霊と虚栄:クリスチャン・リゾーの複数に分かれた自画像」(54分)、12月5日は、2008年パリ・レズビアン&ゲイ映画祭で上映された注目オムニバスビデオ「Extasis エクスタシー」(60分)を上映予定。

 開催時間は、19時30分~21時。入場料800円。

 マギーさんは、フランスでクラシックダンスを学んだ後、ストラスブール・バレエ団でプロのダンサーとして活動。その後、ベルギーのムードラ・ダンス学校で声の訓練や演技、即興、リズムなど多様な表現方法を学ぶ。1978年に創作活動をスタートし、ニヨン振付コンクール、バニョレ国際振付コンクールで最優秀賞を受賞。1981年に「May B(メイビー)」を初演し国際的に注目を浴びる。自らのカンパニー活動のほか、パリ・オペラ座バレエ団などへ作品提供するフランス・ヌーヴェル・ダンスの旗手。

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