赤レンガ倉庫で「横浜フランスダンスクロス」―新世代のコラボ

KENTARO!! ©Yoichi Tsukada
フランク・ミケレッティ&中川郁英 『Coupures』 ©Laurent Thurin-Nal

KENTARO!! ©Yoichi Tsukada フランク・ミケレッティ&中川郁英 『Coupures』 ©Laurent Thurin-Nal

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 横浜赤レンガ倉庫1号館(横浜市中区新港1)で6月28日、新世代の日仏振付家2人によるダンス公演「横浜フランスダンスクロス2009」が開催される。

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 同公演は、年間を通して多様なダンスプログラムを横浜赤レンガ倉庫1号館で実施する「Red Brick Contemporary Dance File」と、「横浜フランス月間2009」の一環事業としての取り組み。ダンスを通じて両国の文化交流を深め、ダンス芸術の発展を目指す。主催は、横浜赤レンガ倉庫1号館と横浜日仏学院。

 当日は、日本の若き振付家とフランスの実力派振付家によるコラボレーション、ソロ、デュオ作品の公演のほかに、6月より横浜の急な坂スタジオで制作を進めてきた日仏コラボレーション作品の世界プレミア上演を行う。

 出演アーティストは、横浜ダンスコレクション2008コンペティションで「若手振付家のための在日フランス大使館賞」を受賞し、ヒップホップをベースにした独自の世界観で、日本のコンテンポラリーダンス界で注目を集めるKENTARO!!(ケンタロウ)さん。演劇やサーカスなど多様なバックグラウンドを持ち、昨年度のリヨン・ビエンナーレで作品を上演したフランス人振付家のフランク・ミケレッティさん。クラシック、モダン、コンテンポラリーダンスを学び、2006年から仏ダンスカンパニーでダンサーとして活躍する中川郁英さん。

 上演プログラムは、KENTARO!!さんのソロ作品「Hello, Good-bye, Repeat, etc(YOKOHAMA Version)」(2008年、30分)。フランク・ミケレッティさんと中川郁英さんによるデュオ「COUPURES」(クビライ・カーン・アンヴェスティガシオン制作、30分)。KENTARO!!さんとフランク・ミケレッティさんによるデュオの3作品。

 横浜日仏学院の佐野未帆さんは「3人は、世界を舞台に活躍する振付家・ダンサー。ミケレッティさんと中川さんは、2004年の横浜ダンスコレクションRで出会い、またKENTARO!!さんは2008年の横浜ダンスコレクションRでの受賞者。赤レンガ倉庫1号館にゆかりのある3人が、再びこの横浜の地で出会い、お互いを尊重し刺激し合いながら、新しい作品が今生まれようとしています。ダンスの専門家の方はもちろん、コンテンポラリーダンスは初めて、という方も、ぜひ楽しんでいただければ」と話す。

 チケットは、一般前売3,000円(当日3,500円)。会場は1号館3階ホール、15時開演。

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