「九州のアートプロジェクトに学ぶ」美術系NPOによる連続講座

「ミュージアム・シティ・天神 '92」ナイジェル・ロルフ作品、福岡市赤煉瓦文化館 92年※無断転載禁止

「ミュージアム・シティ・天神 '92」ナイジェル・ロルフ作品、福岡市赤煉瓦文化館 92年※無断転載禁止

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 よこはまアートコミュ実行委員会は1月25日、九州のアートプロジェクト実践者を招き「アートの現場-見る、聞く、つくる-九州の現場から」を開催する。

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 パネリストとして、大分県別府市で市民主導型の現代美術展「別府現代芸術フェスティバル2009『混浴温泉世界』」を手がけるアートNPO「BEPPU PROJECT」スタッフの林曉甫さん、福岡中心部でギャラリースペース運営などを行う「ミュージアム・シティ・プロジェクト」の宮本初音さん、北九州市内各地とインターネット上でアート展を仕掛ける「北九州国際ビエンナーレ」の事務局から高橋梢さんを招き、九州地域で先駆的なアート展が起こる背景を探り、地域性・多様性・必然性を見いだしていく。聞き手は、横浜・桜木町を拠点に活動する非営利アートグループ「ART LAB OVA」代表の蔭山ヅルさん。

 蔭山さんは「昨年の横浜トリエンナーレ2008が終了し、他の地域での事例に関心を持ち始めました。今年は4月に別府現代芸術フェスティバル2009、10月に北九州国際ビエンナーレ2009があり、アート界はにぎやかな年。離れた地域のアートプロジェクトのプロセスの話など、実践者の生の声を聞くことで、今後の横浜のアートを考えていくきっかけになるのではと思います」と話す。

 同講座「アートの現場-見る、聞く、つくる-」はアートのもたらす効果と矛盾について考える連続講座で、今回が4回目。2月11日には「関西の現場から」として大阪地区の実践者を、3月20日は「東北の現場から」としてキュレーターなどを招く予定。

 会場はZAIM別館1階なか区民活動センター研修室(横浜市中区日本大通34)。開催時間は13時~16時。参加費無料。

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