野毛山動物園でキリンの赤ちゃん誕生-飼育係が親代わりに

アミメキリンの赤ちゃんと母親マリン

アミメキリンの赤ちゃんと母親マリン

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 野毛山動物園(横浜市西区老松町、TEL 045-231-1696)で6月8日、アミメキリンの赤ちゃんが産まれ、飼育係が親代わりとなって育てている。

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 赤ちゃんはオスで、出生時の身長は180センチ、体重は推定60キログラム。出生日の夕方から飼育係が人工保育を行い、1日3回子牛用の粉ミルクを与え順調に成長しているという。母親は「マリン」9歳で、父親は「テビチ」9歳。2頭の間にはこれまで3頭の子どもが生まれたが、「マリン」の乳の出が悪くすべて人工保育を行った。今後、愛称募集やサイトでの子育て日誌の連載、一般公開を予定している。

 飼育係の担当者は「昼間の出産だったので立ち会うことができた。前回より時間がかかったので心配したが、無事産まれてよかった」と話している。

 アミメキリンは偶蹄目キリン科で、成長すると頭までの高さ3.7~5.2メートル、体重700~1,400キロ、寿命は約25年。東アフリカに分布、疎林からサバンナに群れを作り生活し、木の葉などを主食とする。

 同園では7月31日~8月4日に行われる「1日飼育体験」の募集を行っている。1955年から始まり毎年恒例となっているもので、子どもたちに動物の生態を学んでもらう目的で行う。動物や動物園についての講義と飼育体験などオリジナルプログラムを予定。募集は7月31日~8月4日が市内の小学生5・6年生で各日20人、7月14日~16日は中学生以上で各日15人。応募多数の場合は抽選となる。昨年はそれぞれ約200人の応募があったという。

 みなとみらい21地区を眼下に見下ろす高台の「野毛山公園」の中にある同園は、3.3ヘクタールの園内で約104種の動物を飼育している。開園時間は9時30分~16時30分(入園は16時まで)。月曜休園(祝日にあたる場合は翌日)。 入場無料。

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