横浜市開港記念会館 講堂(横浜市中区本町1)で5月14日、ロシア連邦アルタイ共和国出身の伝統音楽家アレクセイ・チチャコフさんのコンサート「アルタイの歌、その秘宝を聴く」が開催される。主催は日本トゥバホーメイ協会。
デュオ「Arzhan Suu」が横浜でチチャコフさんと10年ぶりに共演
チチャコフさんは、アルタイの喉歌「カイ」と、トプシュール(二弦撥弦楽器)、ショール(縦笛)、コムス(口琴)の継承者。民謡からオリジナル作品まで、伝統と現代的アレンジを行き来するスタイルで、ネパール、インド、フィンランド、ドイツ、フランスなど15カ国以上での演奏実績を持つ。アルタイ共和国は、モンゴル・中国・カザフスタンと国境を接するシベリア南端に位置し、英雄叙事詩を語る「カイチ(語り部)」の口承文化とシャーマニズムが根付く地域だという。チチャコフさんは代々その伝統を担う家系に生まれ、14歳で楽器と歌を学び始めた。
今回の横浜公演では、巻上公一さんと打楽器奏者・佐藤正治さんによるデュオ「Arzhan Suu(アルジャンスー)」との共演も行われる。「Arzhan Suu」はアルタイ語で「神聖な湧き水」を意味し、巻上さんと佐藤さんがアルタイ・シベリア各地の民族との交流の中で結成したユニット。2016年、アルタイ共和国ウスト=コクサで開催されたコンサートでチチャコフさんと初共演した。今回はその約10年ぶりの再会となる。チチャコフさんとアルジャンスーによるトリオ編成での演奏は、全5公演のうち横浜公演のみで聴くことができる。
主催の代表でもある巻上さんは「アルタイは神秘的な土地、そこで養われた感性から生まれる歌は、特別な力を持っている。ぜひその声を生で聞いて」と話す。
会場の横浜市開港記念会館は、1917年(大正6年)に完成した国指定重要文化財。港町横浜が育んできた「異文化との出会い」の歴史と、アルタイの倍音が交差する一夜となる。今回のツアーは東京・檜原村・山梨・横浜・東京早稲田の全5公演で構成される。
開催時間は18時30分開場・19時開演(20時30分終演予定)。チケットは一般前売り=3,500円・当日=4,000円、シニア(70歳以上)=3,000円、24歳以下=1,500円。4月30日までの購入に限り早割一般3,000円。チケットはPeatixのほか、電話・メールでも受け付ける。