パチスロ・パチンコ・ゲームメーカーのサミーとゲームメーカーのセガの関連会社の持株会社・セガサミーホールディングス（東京都品川区）は9月13日、横浜市のIR事業から撤退すると発表した。同社は、リゾート施設運営企業・ゲンティン・シンガポール・リミテッドと協業し、綜合警備保障、鹿島建設、竹中工務店、大林組とともにコンソーシアムを組成し、横浜市の実施する特定複合観光施設設置運営予定者の公募に応募していた。横浜市の山中竹春新市長は、9月10日に行った所信表明演説で、横浜IRの事業者選定プロセス中止の決定を正式に表明。同社は、「この度、9月10日に横浜市が特定複合観光施設の設置運営事業予定者の公募の中止を決定いたしました。これを受け、横浜市におけるIR事業への参画を中止せざるを得ない状況となりました」と説明している。統合型リゾート施設を手掛けるメルコリゾーツ＆エンターテインメントも同日、横浜市のIR事業の権利取得に向けた活動を中止すると発表している。