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横浜ブルク13で美空ひばりさん映画を上映-ラッピングバス運行も

©フジテレビジョン FUJIPACIFIC MUSIC

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 「横浜ブルク13」(横浜市中区桜木町1)で6月8日から、歌手の美空ひばりさんが、1981年に出演したテレビ番組「ザ・スター」の収録テープを編集した映画「ザ・スター 美空ひばり」(上原徹監督、2013年)の上映が始まる。

期間中に走行するラッピングバス

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 美空ひばりさんは横浜市磯子区滝頭の魚屋「魚増」の長女として生まれ、横浜の杉田劇場で初舞台を踏み、天才少女歌手から戦後を代表する国民的歌手といわれるにいたった。1989年には「戦後の歌謡界において真摯な精進を重ね、数多くの歌謡曲を通して国民の心に夢と希望を与えた」として女性初の国民栄誉賞を受賞している。今年6月24日が25回忌となる。

 「ザ・スター」はフジテレビの関東ローカル番組。1981年放送の第1回では、活動35周年を迎えるひばりさんがゲストに登場。その後ひばりさんは合計5週にわたり同番組に登場した。番組ナレーションは玉置宏さんが担当していた。今回、同番組のスタジオ収録マスター素材がフジテレビ倉庫で発見され、当時の番組ディレクター上原徹さんが映画に再編集した。

 今回の映画化では、代表曲の「リンゴ追分」「東京キッド」「悲しい酒」のほか、「ザ・スター」のみで1度だけ歌われた未発売曲「ウォーク・アェイ~ 想い出は涙だけ」など、全29曲に加え、未放送のお宝映像などを収録している。

 また、横浜地区では唯一の上映館となる「横浜ブルク13」は、横浜市交通局の協力を得て、ラッピングバス「美空ひばり号」を走らせる。同バスは磯子区滝頭を終点とする158系統と、野毛地区を通る156系統で運行。横浜市磯子区滝頭はひばりさん生誕の地。野毛にはひばりさんが歌手として活動した横浜国立劇場跡地(現、ウインズ横浜)があるほか、主演映画「悲しき口笛」は野毛周辺が舞台で、横浜国際劇場の跡地の道路の向かい側には「悲しき口笛」出演の頃の美空ひばりの銅像が立っている。

 横浜ブルク13マネジャーの米谷雅之さんは「当時の貴重な番組映像を映画館での上映用に再編集し、ひばりさんがそこに存在するかのような雰囲気のなかでじっくりと楽曲に浸ることができる作品。 シニアファンが平日午前中の時間帯に映画館に足をお運びいただけるきっかけになれば」と話している。

 映画の上映期間は6月8日から6月24日。6月8日から6月13日までの上映開始時間は9時30分と14時20分の1日2回。6月14日以降は上映時間未定。決定次第、同館のホームページで公開。チケットは一律2,000円。

 ラッピングバスはひばりさん生誕の5月29日に合わせ、5月24日から命日の6月24日まで運行している。

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