ジャック&ベティでフランスアニメの映画祭-日本初公開作品も

「オクタポディOktapodi」(2007年)

©Gobelins

「オクタポディOktapodi」(2007年) ©Gobelins

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 「シネマ・ジャック&ベティ」(横浜市中区若葉町3、TEL 045-243-9800)で、日本未公開作品を含む仏アニメーションを集めた「横浜フランスアニメーション映画祭2009」が開催されている。

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 同映画祭は、フランスに日本アニメが浸透していることに着目し、アニメを通した相互間の文化交流を目指して昨年始まったもの。今年は「日・仏アニメーション対決」と題して全8プログラムを実施。ヨーロッパで最古の歴史と伝統を持つ、フランスの映像・アニメーション学校「ゴブラン」の学生作品、東京藝術大学教授でクレイアニメ作家の伊藤有壱さんが選んだ同大学院映像研究科の学生たちの作品を中心とする日本の若手クリエーターたちの作品群、フランス外務省による推薦作品を集めたプログラムなどを上映する。「横浜フランス月間2009」の一環で、主催は横浜日仏学院。

 上映作品は、日本でも人気の高いアニメーション作家のジェローム・ブルベス監督による、異形の登場人物マスクたちの美しい舞「マスク」(2009年最新作)、フランスアニメーションの近年の傾向を象徴するフランス=ベルギー=アイルランド合作映画「ブレンダンとケルズの秘密」(日本初上映、トム・ムーア監督)、現代社会への風刺や考察を含んだ「ぼくたちは機械じゃない」、さまざまな形の「愛」をテーマにした「愛の賛歌」、差別や歴史・人間性をテーマにした「社会派アニメーション」、遊び心に富んだ作品群「夢見る子供たち」など。

 シネマ・ジャック&ベティの浅井理央さんは「フランスは日本のアニメ文化をいち早く受け入れた、ヨーロッパ有数のアニメ大国。そんなフランスの多彩なアニメーションの世界を紹介します。ほとんどが日本初公開となる貴重な作品ばかり。この機会にぜひフランスアニメーションの世界をご堪能ください」と話す。

 チケットは一般=1,200円(前売り1,000円)、学生・シニア=1,000円、2回券=1,800円、フリーパス=4,000円。6月26日まで。

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