放送ライブラリーで「ひょっこりひょうたん島」企画展

「ひょっこりひょうたん島」企画展で展示されている復刻版の人形。

「ひょっこりひょうたん島」企画展で展示されている復刻版の人形。

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 放送番組センター(横浜市中区日本大通、TEL 045-222-2828)は横浜情報文化センター(同)8階の放送ライブラリーで7月1日より、NHKのテレビ人形劇「ひょっこりひょうたん島」(1964~69年)を人形やパネルで紹介する企画展を開催している。人形劇団で発見された貴重な写真や、復刻版制作の際に貢献した同番組ファンが記録した貴重な資料を展示している。

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 「ひょっこりひょうたん島」は1964年から5年間で全16シリーズ1,224回放送された人気番組。再放送の要望が多かったが現存する映像が少なく、台本も完全に残っていなかったため「幻の番組」と言われていたが、放送終了後から22年後の1991年に復刻版が放送された。この復刻版の制作に大きく貢献したのが、小学5年生からオリジナル版のあらすじや台詞、セットを細かく書きとめていた伊藤悟さんの約100冊にわたるノート。ほとんど資料が残っていない中、この「伊藤ノート」を参考に台本やセットを再現したという。

 今回の企画展では「伊藤ノート」をはじめ、番組の人形制作を担当していた「ひとみ座」で2006年に発見されたオリジナル版の登場人形の写真を復刻版と違いがわかりやすいよう並べてパネルで展示している。そのほか、同ライブラリーが保存している新旧合わせて4本の番組を毎日上映している。

 8月21日には「ひとみ座」による公演、8月23日には伊藤さんや元NHKディレクターの武井博さんらが番組の魅力を語る公開セミナーを開催する。

 開館時間は10時~17時。入場無料。毎週月曜(祝日・振替休日の場合は次の平日)。

放送番組センター伊藤悟の「ひょうたん島大漂流記」

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