横浜駅「狸小路」にワインバー、昭和の飲み屋街にOL層呼び込む

壁一面にワインボトルが並ぶ店内(2階)

壁一面にワインボトルが並ぶ店内(2階)

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 横浜駅西口にある昭和の空気を色濃く残す飲み屋街、通称「狸小路」に7月7日、ワインバー「ヤミツキ」(横浜市西区南幸、TEL 045-290-3121)がオープンした。横浜西口の人気スペインバル「ジプシーキッズ」をはじめ横浜を中心に飲食店9店舗を展開する「アコンプライスフードプロジェクト」(神奈川区鶴屋町)の新店舗。

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 同店は延べ床面積7坪で、1階はオープンキッチンの立ち飲み形式、2階は12席のスツールを用意したバーカウンター。店内は赤を基調に壁一面にワインボトルを並べ、洒落た雰囲気を演出している。コンセプトは「コミュニケーションの場」で、近隣オフィスのOLをターゲットに1人でも気軽に利用してもらおうと、女性スタッフのみで構成している。客単価は2,000円~2,500円。

 ワインは世界各国の銘柄約60種そろえ、グラス400円から提供。目玉となる料理は、牛、豚、鳥、モツをワインで煮込んだ「名物!ヤミツキ煮込み!」(600円)で、揚げ出し豆腐や、温野菜、パスタなどがトッピング可能なユニークなメニューをそろえる。そのほか、生野菜をアンチョビやにんにくを使った暖かいソースで食べる「鎌倉野菜のバーニャカウダ」(600円)、「チーズとホウレン草とドライトマトのキッシュ」(400円)などワインに合わせた約30種のメニューを用意する。

 同社スーパーバイザーの川橋安博さんは「古きよき横浜の雰囲気を残し、ざっくばらんでフレンドリーな街の雰囲気が同店にあっていると感じた。今は比較的年配の方がこのエリアを利用されているが、今後は若い方にもここの良さを感じてもらい、新しい客層を呼び込みたい」と話す。

 営業時間は17時~24時。

 「狸小路」は1955年に横浜西口の帷子(かたびら)川周辺の屋台が集まってできた小さな飲み屋街。現在15軒ほどが軒を連ね、連日常連客でにぎわっている。

外観写真(関連画像)ワインバー「ヤミツキ」(ぐるなび)アコンプライスフードプロジェクトホテルオークラ福岡にワインバー、今夏ワインアカデミー開講も(博多経済新聞)

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