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金刀比羅大鷲神社で「酉の市」 「縁起熊手」の露天商が並ぶ

11月4日の一の酉の様子

11月4日の一の酉の様子

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 横浜橋通商店街近くの金刀比羅大鷲神社(ことひらおおとりじんじゃ、横浜市南区真金町1)で11月4日、「酉(とり)の市」の一の酉が開催されている。

金刀比羅神社は横浜開港の1859年に横浜公園の位置にあった港崎遊郭に祭られた神社

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 熊手商などの露店の出店は、2020年は中止となり、2021年は場所を大通り公園沿いの横浜橋通商店街側道路に限定し、規模を縮小して実施した。

 今年は3年前と同じ規模で開催。近隣の店舗や企業などからの奉納により、職人の手づくりの提灯(ちょうちん)数百灯が境内に掲げられ、約300店の露天商が出店している。

 一の酉では、開運や商売繁盛のお守りとして福をかきこむといわれる「縁起熊手」が威勢よく「商売繁盛、大繁盛」の掛け声で売られ、多くの参拝客でにぎわった。

 金刀比羅神社は横浜開港の1859年11月に、現在の横浜公園の位置にあった港崎遊郭(みよざきゆうかく)に祭られた神社。大鷲神社は、1872年に港崎遊廓が高島町に移転した際に祭られた。現在は金刀比羅神社の相殿に祀られている。神社は1882年4月に真金町へ移り、1923年9月1日の関東大震災と1945年5月29日の横浜大空襲で被災したが再建された。現在の社殿は1988年8月に再建されたもの。

 酉の市は、1991年11月に横浜市の無形民俗文化財に指定されている。かつては陰暦の11月に行われていたが、現在では陽暦11月の「酉の日」に行われている。

 開催時間は11時から21時まで。二の酉は16日、三の酉が28日に行われる。

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