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横浜市歴史的建造物「山手133番館」 修復完了記念にお披露目見学会

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 昭和初期建築の非公開の西洋館「山手133番館」(横浜市中区山手)の修復が6月30日に完了、10月1日に初披露となる見学会を開催する。

昭和初期の非公開の西洋館 山手133番館 外観 

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 同館は、外国人向け住宅として建てられた西洋館で、1930(昭和5)年頃の建築とされ、木造2階建て。菓子店「パティスリーモンテローザ」(横浜市中区長者町8)を営む「三陽物産」(長者町9)の山本博士社長が、土地と建物が売りに出されているのを不動産サイトで見かけ、「貴重なものではないか」と感じて取得。横浜市認定歴史的建造物の認定を受け、修復を進めてきた。

 修復工事は、2021年6月に着手。耐震工事やフランス瓦の屋根の葺き替えを2022年2月末に終え、その後、外壁と建物内部の修復、建物の周りの外溝(がいこう)工事などを進めてきた。

 山本さんは「とにかく保全することが目的だった。活用方法はまだ決まっていない。ただ『住んでこその家』なので、貸家として、大切に使用してくださる方に住んで頂くことも検討している」と話し、当面は一般非公開となる。

 修復完了記念の一般公開は、10月1日に、みなとみらいホールと共催で、「パイプオルガンと横浜の街 2022」の関連イベントとして実施。パイプオルガン奏者の早川幸子さんが、明治期の楽器商ドーリング商会が輸入したスミス・アメリカン社製のリード・オルガン演奏を同館で演奏する。

 参加料金は無料、開演時間は11時、13時15分、14時45分、16時15分。定員は各回15人。メールによる事前申込制で、応募多数の場合は抽選。申込締め切りは、8月28日。

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