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文体併設「平沼記念レストハウス」 58年の歴史、最後の時間を平沼さんと

平沼記念レストハウス入口「58年の長い間ありがとうございました」

平沼記念レストハウス入口「58年の長い間ありがとうございました」

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 横浜文化体育館の付帯施設の「平沼記念レストハウス」(横浜市中区不老町2)で9月6日、「平沼記念レストハウス最後の時間を過ごす会」が開催される。

特別会議室の壁 昭和天皇・皇后両陛下と平沼亮三さんの写真

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 「平沼記念レストハウス」は、15代・16代横浜市長で日本スポーツ協会会長などを務めた平沼亮三(1879年~1959年)のスポーツ界への功績を記念し、横浜文化体育館の付帯施設として建設された。

 鉄筋コンクリート造り2階建てで、教室形式の会議室である第1号室~3号室、フローリングで更衣室の付いた第4号室、来賓控室などに使用された特別会議室の5部屋からなり、横浜文化体育館での試合時の選手控え室や、地域のサークル活動などに使用されてきた。

 昭和天皇・皇后両陛下も訪れたことがあるという特別会議室の壁には、1955(昭和30)年秋の第10回国民体育大会神奈川県大会の開会式で、両陛下と平沼亮三さんが並ぶ写真が飾られている。

 同会では、平沼亮三さんのひ孫にあたる平沼五郎成基さんと、横浜市体操協会名誉会長の山村徳男さんが、横浜市西区の地名にもなった「平沼」さんの功績や思い出話などを話す。会の前後で特別会議室の見学や写真撮影ができる。

 19時30分から約1時間トークをし、閉会後に平沼五郎成基さんは平沼亮三さんの写真の前で古武術を奉納演舞する。

 平沼五郎成基さんは「自身は曾祖父が亡くなってから生まれたが、山村さんは実際の平沼亮三を知る人。一緒にレストハウスの歴史なども振り返りたい」と話す。

 参加費=500円。事前申込制で、定員に空きがある場合当日参加も可能。申し込みは実行委(TEL 080-3318-5466)。

 1962(昭和37)年に開館した横浜文化体育館と平沼記念レストハウスは、同日22時に閉館する。

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