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スマートイルミネーション横浜が「ひかりの実」制作資金募集 発達障害のある子どもたちが笑顔描く

緑区で行われた「スマートイルミネーション新治」

緑区で行われた「スマートイルミネーション新治」

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 スマートイルミネーション横浜実行委員会(事務局:横浜市中区海岸通4)が、250人の子どもたちでつくるイルミネーション「ひかりの実」の活動資金を、朝日新聞社が運営するクラウドファンディングサイト「A-port」で募っている。

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 スマートイルミネーション横浜は、2011年にスタートしたアートイベント。太陽光発電やLED照明など、最新の省エネルギー技術を用いた環境未来都市・横浜の夜景を提案している。第4回の昨年 (2014年)は、5日間で約18万人が来場した。

 「ひかりの実」は、第1回スマートイルミネーション横浜から実施しているアーティスト・髙橋匡太さんのプロジェクトで、果実袋に参加者が笑顔を描き、明かりを灯すもの。今回は、横浜市リハビリテーション事業団が運営する児童発達支援事業所「ぴーす」に通う発達障害がある子どもたちに参加してもらい、「ひかりの実」を制作するための材料費など90万円を募る。

 参加を予定している事業所は新横浜・東戸塚・中川・鶴ケ峰・港南の5つ。子どもたちが制作した「ひかりの実」は、スマートイルミネーション横浜のメーン会場・象の鼻パークに飾られる。

 スマートイルミネーション横浜実行委員会事務局長の森由香さんは、同事業団が毎年開催している「ヨコハマ・ヒューマン&テクノランド」(通称:ヨッテク)で「ぴーす」の子どもたちが描くユニークな絵を見て、これが「ひかりの実」に描かれ、まちに飾られたらいいなと思い付いたことから、プロジェクトを企画。現在、参加する子どもたちを会場に招待する企画も進行しているという。

 森さんは「スマートイルミネーション横浜は、今年で5年目を迎え、イベントとしてのあり方を模索し、さまざまな課題にチャレンジしている。LED電球の数を競うほかのイルミネーションイベントとは異なり、子どもたちの描く笑顔が増えることを多くの人たちでサポートするという仕組みを考えた。サポートしていただく方々にとっても、横浜の夜景がいつもと違って見えるのでは」と話す。

 クラウドファンディングでの資金募集は9月28日まで。第5回スマートイルミネーション横浜は、10月30日~11月3日まで開催。会場は、象の鼻パーク、横浜港大さん橋国際客船ターミナルほか。

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