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横浜市開港記念会館で「地域企業CSRサミット」ー企業が創るより良い地域社会に向けて

1月28日に開催された「横浜の地域課題解決ダイアログ」の様子

1月28日に開催された「横浜の地域課題解決ダイアログ」の様子

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 横浜市開港記念会館(横浜市中区本町1)で2月16日、「第2回地域企業CSRサミット」が開催される。

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 CSRとは「企業の社会的責任」(Corporate Social Responsibility)のこと。2013年にさいたま市で「第1回目中小企業CSRサミット」が開催され、今回が2回目となる。国内に430万社があり企業の99.7%を占める中小企業がCSRに取り組むことが、社会を変える原動力となるという考えのもと、CSRを推進する企業をのノウハウ共有などを目的に企画された。主催はNPO法人「横浜スタンダード推進協議会」(横浜市神奈川区大口仲町108)。

 基調講演は、地域貢献の視点をもち社会的活動などに取り組んでいる企業を横浜市が認定する「横浜型地域貢献企業認定制度」にかかわる横浜市立大学CSRセンター センター長の影山摩子弥さん(横浜市立大学国際総合学部教授)が務める。「地域企業の生存戦略としてのCSR」と題して、社会の一員である企業が社会に対してさまざまな責任を果たしていくことが企業の存続につながるという考え方について話をする。

 分科会では、横浜市とさいたま市の地域企業のCSR活動事例を発表する「地域企業による事例発表」、地域社会の抱えている課題を参加者と情報共有し共に解決策を話し合う「横浜の地域課題解決ダイアログ vol.2」、高校生向けのアルバイトとインターンを組み合わせた職業体験プログラム「バイターン」や学生インターンシップの取り組みと企業のCSRの関連性を考える「インターンシップとバイターンを活用したCSR」をテーマに発表や意見交換が行われる。

 横浜スタンダード推進協議会理事長の江森克治さんは「本業を通じた地域貢献に取り組む企業の経営者・CSR担当者はもとより、これからCSRに取り組んでみようと考えている企業関係者、地域貢献企業と連携したいNPO・行政職員の方、CSRを研究している学生・学術関係者の方など多くの方に参加していただきたい。今回のサミットが『CSR』を軸にしたオープンイノベーションの場になれば」と話している。

 開催時間は15時30分~20時30分。参加費無料(定員70人、事前申込制)。問合せは「第2回地域企業CSRサミット事務局」(大川印刷内、TEL 045-441-2011)まで。

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