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人形劇団「デフ・パペットシアター・ひとみ」結成30周年記念作品を公演-人形×パントマイム

人形劇「森と夜と世界の果てへの旅」より

人形劇「森と夜と世界の果てへの旅」より

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 KAAT 神奈川芸術劇場(横浜市中区山下町281)で3月28日から、人形劇団「デフ・パペットシアター・ひとみ」による結成30周年記念作品「森と夜と世界の果てへの旅」が上演される。

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 「デフ・パペットシアター・ひとみ」は、ろう者と聴者が共に活動するプロの人形劇団。人形劇が持つ「視覚的」な魅力に着目し、ろう者の優れた視覚的センスや手話的表現を生かし、音声言語(せりふ)に頼らない新しい表現の可能性を追求している。

 今回は同劇団結成30周年記念作品として、演目「森と夜と世界の果てへの旅」を上演。ナイジェリア人作家のエイモス・チュツオーラ著「やし酒飲み」を原作に、魔術的で自由奔放な世界観を人形劇化した。舞台では、酒を飲んでばかりの道楽息子ジュジュマンが、生と死、人と精霊、この世とあの世、森と夜と世界の果てへと向かう冒険劇が展開される。上演時間は80分。

 出演は、善岡修さん、やなせけいこさん、榎本トオルさん、鈴木文さん、牧野英玄さん、末永快さん。脚本=小池博史さん(小池博史ブリッジプロジェクト)、演出=くすのき燕さん(人形芝居燕屋)。舞台監督は、牧野英玄さんと、あおきたかしさんが務める。

 現代人形劇センターの担当者は「出演メンバー6人のうち半分がろうの役者。人形遣いも舞台上に姿を出し、場面によっては自らが演技者となって、パントマイムの表現で、人形とかけあいの演技をみせる。ろう者も聴者も楽しめる、目で楽しめる『人形×パントマイム』の世界を体験いただければ」と話している。

 会場はKAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ。チケット(前売)は、大人=3,000円、子ども(中学生以下)=2,000円。当日券は各500円増し。公演スケジュールは日程による。問い合わせは神奈川芸術劇場(チケットかながわ TEL 0570-015-415)。3月30日まで。

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