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横浜で小川巧記さんからつながる「コ・ココ・ココロ・ココロミの会」

Y150ベイサイドエリアのオープニングで挨拶する小川巧記さん

Y150ベイサイドエリアのオープニングで挨拶する小川巧記さん

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 横浜港の開港150周年を記念して2009年に開催された「開国博Y150」で総合プロデューサーを務め、今年8月に交通事故で亡くなった小川巧記さんに縁ある人たちが、これからの横浜について対話を深める集い「小川巧記さんからつながる~コ・ココ・ココロ・ココロミの会」が11月6日、横浜メディア・ビジネスセンター1階「アプローズ」(横浜市中区太田町2)で開かれる。

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 Y150や横浜市民による横浜市のブランディング事業「イマジンヨコハマ」など、小川さんとさまざまな場を共有した市民が集まり、言葉や映像で軌跡をたどりながら、市民同士の新たなつながりを築くミニ・ワークショップを展開する。

 小川さんは、8月15日深夜、緑区の自宅近くの国道で交通事故に遭い急逝した。今回の会は「思い出を振り返るだけでなく、小川さんと関わりがあった人同士が、さらにつながりを深めよう」と、ゆかりの人たちが「世話人会」をつくって企画した。

 小川さんは、Y150「ヒルサイドエリア」(よこはま動物園ズーラシア周辺)で、「創発」をコンセプトとするプロジェクト約100件を市民から引き出すなど「組織に属さないフラットな個人のつながりが、時代を変えていく」という信念を持って、企画づくりに臨んでいた。

 今回の集いの名称として引用された「コ・ココ・ココロ・ココロミ」は、小川さんの言葉。「コ」=個人が参加し、「ココ」=この場の問題を考え、「ココロ」=自分に何ができるかを考え、「ココロミ」=実際に実践していくという「市民創発」を起こすプロセスの一環として、繰り返し口にしていた。

 会では、ビッグバン・ヌマ代表で、Y150ヒルサイドエリア・市民創発プロジェクトでチーフファシリテーターを務めた沼田真一さんをナビゲーターするミニワークショップを実施。会場に来た人同士がともに小川さんの言葉や体験を振り返りながら、今後の横浜、市民活動、まちづくりなどについて思いを共有する。

 沼田真一さんは「小川さんは『ひとりひとりが個として立ち、自分にできることとしてのココロミ』を語っていた。今回の会は、各参加者の小川さんとの小さな物語をシェアしながらあらためての個々の現在の『ココロミ』を未来につなげていく場にしていきたい」と話している。

 参加費は4,000円。開催時間は19時~21時(開場18時、野毛の飲食店によるケータリングによる飲食付き)。詳細はフェイスブックページで。

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