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横浜人形の家で「ドールハウスの世界展」-ミニチュア100点

「ケーキショップ」(1930年代・ドイツ)

「ケーキショップ」(1930年代・ドイツ)

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 横浜人形の家(横浜市中区山下町)で、「ドールハウスの世界展」が開催されている。

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 同展では、横浜人形の家が所蔵する6カ国のドールハウス約100点を展示。住宅や肉屋など海外のドールハウスから、明治から昭和期の水屋道具など日本で制作された和のミニチュアまで、19世紀中ごろから20世紀後半までに制作された多彩なミニチュアの世界を紹介する。

 展示作品は、家具などの小道具に加え、人やケーキ・器など小物がそろう「ケーキショップ」(1930年代・ドイツ)、同館が所蔵するドールハウスの中で一番大型となる「ドールハウス ヨーロッパ」(19世紀後半~20世紀、国不明)、昆虫など小動物も含まれた「ノアの方舟」(19世紀中ごろ・ドイツ推定)、高さ約20センチの人形20数体と大振りの小道具で構成された「ロシアの市場」(20世紀前半、ガリナ・マスレンニコワ)。

 ひな道具の一つであるミニチュア「水屋道具」(明治期・日本)は、台所用品の細部まで再現されており、現在では使われない生活用具など、制作された当時の生活をうかがうことができる。8月23日14時より、学芸員が展覧会のポイントや展示品の見所を解説するギャラリートークも行われる。

 横浜人形の家 学芸員の伊井さえこさんは「人形の家では6年ぶりとなるドールハウス関係の企画展。ドールハウスはイギリス、オランダ、ドイツなど上流階級のコレクションから始まりました。建物の高さ110センチの大型のドールハウスから、高さ12センチのお店のミニチュアまで、奥深いミニチュアの世界をお楽しみいただければ」と話す。

 会場は横浜人形の家 3階「第3展示室」。開館時間は9時30分~17時(最終入館は16時30分)。入館料は大人300円、小・中学生150円。9月9日まで。

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