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横浜でベルギーと日本のアーティストがダンスコラボレーション

前回公演の様子:撮影/森日出夫(横浜ホームコレクション内 「ハウゼ」モデルホーム)

前回公演の様子:撮影/森日出夫(横浜ホームコレクション内 「ハウゼ」モデルホーム)

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 みなとみらいの商業モール「みなとみらいグランドセントラルテラス(M/Mテラス)」(横浜市西区みなとみらい4)で8月22日から、ベルギーと日本のアーティストによるインスタレーション・パフォーマンス「Borrowed Landscape Yokohama #2(横浜借景)」が行われる。

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 同公演は、国内外の都市空間でダンスプロジェクトを推進している横浜拠点の「Offsite Dance Project」と、世界各国の非演劇空間でパフォーマンスを展開するベルギー拠点の「fieldworks」による国際共同制作プロジェクト。

 プロジェクト名の「Borrowed Landscape」とは、伝統的な日本庭園の造園技法で使われている「借景(しゃっけい)」という言葉の英訳。借景の概念をパフォーミングアーツに用いて、現実的に機能している都市のさまざまな空間にパフォーマンスを介在させることで、新たな視点で日常を捉え直し、身体のあり方・参加する人々のものの見方に疑問を投げかける新しい形式のパフォーマンスを創造する。主催はNPO法人「Offsite Dance Project」、Borrowed Landscape Japan(BLJ)。同公演はダンスフェスティバル「Dance Dance Dance@YOKOHAMA 2012」参加プログラムとして行われる。

 今回の舞台は、みなとみらい21地区に4月にオープンした商業モール「みなとみらいグランドセントラルテラス」の1階と2階。観客は各回15人、上演時間は25分。展示物や館内の音、そこで働く人々や行き交う人々、観客の存在自体もパフォーマンスの一部として取り込む即興的なパフォーマンスを披露する。

 参加作家は、コンセプト・演出・出演=ハイネ・アヴダル、篠崎由紀子(fieldworks)。テキスト=柴幸男(ままごと主宰)、音響デザイン=ファブリス・モワネ。振付・出演=小浜正寛(ボクデス)、神村恵、社本多加、川口隆夫、長内裕美。

 NPO法人Offsite Dance Project代表の岡崎松恵さんは「幅広い世代の人が行きかう空間で、観客は、インストラクションをもとに館内を巡ることでさまざまなダンスに遭遇し、当たり前の風景が次第に変容して『虚』と『実』の間を往来するパフォーマンスを体験します。参加者一人ひとりの知覚や想像力でさまざまな見方ができます」と話している。

 1日8回上演、各回定員15人(先着順受付)。チケットは無料(別途、観賞用のヘッドホン貸出料1,000円)。申し込み・詳細はホームーページで。8月26日まで。

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