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横浜で「国際平和映像祭」初開催-平和とサスティナビリティがテーマ

作品「ザ・ディ・アフター・ピース」より

作品「ザ・ディ・アフター・ピース」より

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 横浜市内で9月11日より、平和とサスティナビリティをテーマにした映像コンペティション「UFPFF 国際平和映像祭2011」が初開催される。

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 UFPFF 国際平和映像祭は、平和や持続可能な社会実現のために何が出来るのかを「映像」を通して考えるイベント。会期は、9.11アメリカ同時多発テロから10年目にあたる9月11日から国連が定めた国際平和の日「ピースディ」(9月21日)までの11日間。一般社団法人 国際平和映像祭(横浜市中区北仲通3)が主催する。

 期間中は、平和の日「ピースディ」を制定したイギリス人俳優、ジェレミー・ギリの10年間の軌跡を描いたドキュメンタリー映画「ザ・デイ・アフター・ピース」や、「平和」や「サステイナビリティ」をテーマに募集した映像作品を上映するほか、基調講演やトークイベント、ライブなど多彩なイベントを行う。

 映像作品は、学生を対象に募集期間2010年12月3日~2011年5月31日で公募した結果、海外を含め31のエントリーがあり、うち13作品が一次選考を通過した。

 上映作品は、「日常から築く平和」をテーマにした「僕らが育てる平和」(東京造形大学/武井賢人)、絵本「スイミー」をペーパークラフトアニメーション化した「スイミー」(早稲田大学川口芸術学校/本吉春菜)、東日本大震災を受けてスペインで立ち上がった千羽鶴プロジェクトを追ったドキュメンタリー「一〇〇〇羽の鶴-Las 1000 grullas」(マドリード・コンプルテンセ大学/Daniel Villa Gracia)ほか。

 11日のオープニングイベント(会場:ヨコハマ創造都市センター3階)では、「9.11、3.11を乗り越えて、未来へ!」をテーマに、ヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表の土井香苗さんが基調講演を行うほか、同映像祭の紹介や音楽ライブなどを実施。

 mass×mass関内(関内フューチャーセンター)では12日、映画「ザ・デイ・アフター・ピース上映会」と、国際平和映像祭代表・関根健次さんのトークイベントを行う。主催は関内フューチャーセンター、NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ。参加費は500円。

 最終日の21日には、横浜BLITZで「UFPFF 国際平和映像祭2011」のファイナリスト13人の作品を発表し、審査会を経てグランプリを決定する。そのほか、日本紛争予防センター事務局長・瀬谷ルミ子さんの基調講演、パネルディスカッション(テラルネッサンス鬼丸昌也さん、HASUNA白木夏子さん、ユナイテッドピープル関根健次さん)、ミニライブなどを予定。

 同映像祭代表で、ユナイテッドピープル代表の関根さんは「映像では、直接的には社会は変えられない。しかし、映像は見た人の心を動かすことができ、心が動いた人は社会を動かす。UFPFF 国際平和映像祭の期間中は、横浜を中心に日本各地で上映イベントが開催されます。クライマックスはピースディ当日の9月21日。横浜BLITZに是非ご来場ください」と話す。

 開催時間は11日(ヨコハマ創造都市センター)=16時30分~20時、12日(mass×mass関内)=18時30分~21時、21日(横浜BLITZ)=15時30分~20時30分。チケットなど詳細は「UFPFF 国際平和映像祭」ホームページから。12日の問い合わせはmass×mass関内(TEL 045-263-9239)まで。

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