野毛山動物園のアビシニアコロブスの赤ちゃんの愛称は「ソラマメ」に

愛称が「ソラマメ」に決まったアビシニアコロブスの赤ちゃん

愛称が「ソラマメ」に決まったアビシニアコロブスの赤ちゃん

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 横浜市立野毛山動物園(横浜市西区老松町63)で飼育されているアビシニアコロブスの赤ちゃんの愛称が「ソラマメ」に決定した。

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 アビシニアコロブスの赤ちゃんは、昨年12月11日に母親アテネ(上野動物園生まれ)と父親ダイズ(野毛山動物園生まれ)の間に誕生。同園でのアビシニアコロブスの繁殖は6年ぶりで、今年の3月1日から21日の間に動物園入口で来園者による投票を行った結果、全投票数1,684票のうち689票を集めた「ソラマメ」に決定した。

 ソラマメは豆にちなんだ愛称で、父親の「ダイズ」、姉の「アズキ」に由来している。母親アテネや姉アズキと過ごす時間が多く、体長や体重の正確な測定はこれからだという。

 飼育展示係の飯野雄治さんは「たくさん投票いただきありがとうございました。生まれて4カ月ほど経つソラマメは、毛色がほぼ大人の白黒に変わってきました。毛色は大人そっくりですが、まだ体は小さいソラマメ。ピョンピョン跳ねまわる姿はとてもかわいらしく、目が離せません。日々成長する姿を是非見に来てください」と話している。

 アビシニアコロブスは霊長目オナガザル科。熱帯雨林や森林で暮らし、アフリカ中央部(ナイジェリア~エチオピア)に生息する。体長は約80センチ、体重約9キロ。外見上、雌雄の差はなく、手の親指は退化しイボ状になっている。胃は3つにくびれ、木の葉・果実・花などを食べる。

 開園時間は9時30分~16時30分(入園は16時まで)。月曜休園(祝日の場合はその翌日)。入園料は無料。4月1日に開園60周年を迎える同園では、かつての動物舎や遊園地などの懐かしい写真を紹介する「60周年記念写真展」を開催している。

 横浜市内の動物園3園(よこはま動物園ズーラシア・野毛山動物園・金沢動物園)では、11日に発生した東日本大地震により被災した動物園や水族館を支援するため、園内に募金箱を設置している。義援金は日本動物園水族館協会を通して全額寄付される。

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