横濱コレクターズモールが移転-東西上屋倉庫の取り壊しのため

シルクセンターへの移転が決まった「横濱コレクターズモール」

シルクセンターへの移転が決まった「横濱コレクターズモール」

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 アメリカン・アンティークモール「横濱コレクターズモール」(横浜中区海岸通1、TEL 045-651-0951)は、6月1日からシルクセンター国際貿易観光会館 中1階(同山下町1)に移転する。

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 同モールは2001年2月のオープン。30ブースが出店し、1950~80年代のレトロ感あるさまざまな雑貨を中心に、キャラクターグッズ、ネオンサイン、看板、食器などを扱っている。

 この移転は、現在の営業地の東西上屋倉庫が、2008年春頃をめどに取り壊されることが予定されているため。同エリアは、2009年の横浜開港150周年に向け、横浜の歴史と未来をつなぐ象徴的な空間として、日本大通りから海が見通せる広場として整備する計画となっている。

 同モールの東西上屋倉庫での営業は5月13日まで。営業時間は12時~19時、日曜・祝日11時~18時。水曜定休。移転後の営業時間は11時~19時、土曜・日曜・祝日11時~18時。水曜定休。

 同モールの針生龍一郎さんは「また一つ、横浜らしい場所が無くなるのは寂しいが、東西上屋倉庫のノスタルジックな雰囲気に負けない場所、同じく歴史的価値のある建物ということで、横浜開港100年の記念事業として建てられたシルクセンターに移転を決めた」と話している。「今まで以上に『横浜』にこだわって、アンティークとコレクティブルの素晴らしさを伝えていきたい」(針生さん)とも。

 東西上屋倉庫は、大日本帝国海軍の霞ヶ浦航空隊のゼロ戦格納庫に使われていた資材を移築して1949年に創業した。倉庫がある「象の鼻地区」は、1854年にペリー提督の一行が横浜に上陸した場所で、戦後、艀(はしけ)の荷揚げ場などとして使われていた。TVドラマ「喰いタン」のロケ地にもなっている。

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