劇団「わらび座」(秋田県仙北市)が、神奈川県立青少年センター紅葉坂ホール(横浜市西区紅葉ケ丘9)で5月21日・22日、ミュージカル「真昼の星めぐり」を上演する
横浜公演は8年ぶり。作品は、宮沢賢治が心に描いた理想郷「イーハトーブ」の世界観をもとに「イーハトーブシアター」と銘打ち、個性や多様性を尊重し、互いを認め合う社会へのメッセージを込める。
舞台では、ヘラルボニー のアートを舞台美術や衣装に取り入れる。ベラルボニーは福祉施設に所属するなど知的障がいのある作家を「異彩を放つ作家」として新たな文化創造を目指すアートブランド。
座席には光るボールを使ったデジタルアート演出も導入。没入型のデジタルアート席として、観客はシーンによって色を変える、光るボールを持って観劇する。時には客席が、川底の水の中や黄金の草原となり、時には満天の星の中へと誘い、観客が舞台と一体化する没入型の観劇体験を目指す。
民俗芸能を取り入れた表現も特徴で、長年にわたり民俗芸能を継承してきた わらび座 のノウハウを生かし、動物や植物など多彩なキャラクターを表現する。
物語は、同じ高校に通う幼なじみの冴島あおいと青木めぐるが、不思議な猫に導かれ、「イーハトーブ」を旅するストーリー。旅の中で、川底に暮らすカニの兄弟や、杉の世話を続ける青年、裁判で争うどんぐりたちなど、さまざまな存在と出会いながら、「なくしてしまった大切なもの」を探していく。
作中には、宮沢賢治の童話「どんぐりと山猫」「やまなし」「なめとこ山の熊」「鹿踊りのはじまり」「虔十公園林」などの世界観を取り入れる。
開演日時は、21日=18時30分開演、22日=13時30分。座席はS席=7,000円。18歳以下の無料招待と、同伴保護者の半額割引制度がある。