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横浜中華街に新ギャラリー「1010美術」-オープニングはタイメン・フィサーさん個展

オランダ人アーティストのタイメン・フィサーさん。個展では電車をモチーフにした作品を多く展示する

オランダ人アーティストのタイメン・フィサーさん。個展では電車をモチーフにした作品を多く展示する

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 横浜中華街に11月1日、ギャラリー「1010美術」(横浜市中区山下町214)がオープンした。

ギャラリー「1010美術」オーナーの倉科敬子さん

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 「1010(イチゼロ・イチゼロ)美術」は、海外在住経験もある倉科敬子さんが、作品をコレクションしながら作家やギャラリーオーナーと交流する中でギャラリー運営の楽しさを知り、現代アートを主体にした企画を実施したいと、JR石川町駅側の横浜中華街の西の玄関口「延平門」から続く西門通り沿いのビル3階にオープンした。ギャラリースペースは、面積約32平方メートル。同ビル2階には、2000年10月にオープンしたギャラリー「爾麗(にれい)美術」がある。

 オープニング展は、東京在住のオランダ人アーティスト、タイメン・フィサーさんの初個展「解き放たれたアイコンたち」。おもちゃの電車やパッケージ、ヴァン・ゴッホの肖像などをモチーフにした、2010年から最近までのアクリル画約20点を展示・販売する。

 フィサーさんは「浮世絵やおもちゃ、物事のシンプルさをテーマに作品を制作してきた。初めての個展なので、反応が楽しみ。作品はクッションカバーやカーペットなど、プロダクトでの展開も予定している」と話している。

 倉科さんは「あまり知られていない新しいアーティストや、色使いやディテールが違う海外のアーティストもどんどん紹介していきたい。真面目に創作活動を続けている作家さんの発表の機会を増やせれば」と話す。今後は「爾麗美術」との連携企画なども予定しているという。

 タイメン・フィサー展は11月20日まで。開催時間は11時30分~18時30分。水曜休廊。次回は、11月29日から12月14日まで、横浜生まれの作家・都守太朗さんの個展「つぎのカーブ」を予定している。

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