放送ライブラリーがリニューアル-番組視聴・情報システムを一新

7月3日に行われたテープカットの様子

7月3日に行われたテープカットの様子

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 横浜情報文化センター内の放送ライブラリー(横浜市中区日本大通11、TEL 045-222-2828)が7月3日、リニューアルオープンした。

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 放送ライブラリーは、NHKと民放のテレビ・ラジオ番組のほか、CM作品など合計約1万8千本を一般公開する施設。常設展示や企画展示、公開セミナー、番組上映会などのイベントを通して、放送文化の理解促進を図る。今年10月に10周年を迎える。

 今回、2008年から進めていた更新計画の検討と開発をもとに、膨大な映像・音声コンテンツを扱うアーカイブス機関に最適のストレージ(保管)とVOD(ビデオ・オン・デマンド)システムを採用。8階の番組視聴・情報システムの全面リニューアルを行い、新システムの運用を開始した。

 リニューアルによって、同一ブース内で利用者登録や番組検索、視聴が可能になり、視聴ブース(1人~3人用60台)で、テレビ・ラジオ・CM・ニュース映画の全ての検索と視聴を行うことができる。

 検索方法や番組視聴は、高齢者や子供にも使いやすい仕組みを導入。各ブースに備えられた6.5インチのタッチパネル画面で検索すると、視聴用モニターに検索結果が表示される。また、従来の操作「再生」「一時停止」「早送り」に「早戻し」機能が追加され、より使いやすくなった。

 同施設は現在、リニューアルを記念し、NHKと民放のドキュメンタリー番組を紹介する「受賞ドキュメンタリー番組上映会」を実施している。

 上映作品は、「赤ひげよ、さらば。~地域医療“再生”と“崩壊”の現場から~」(第5回日本放送文化大賞グランプリ)、「ETV特集 死刑囚 永山則夫~獄中28年間の対話」(ギャラクシー賞テレビ部門大賞)、「ハイビジョンふるさと発 嵐の気仙沼~港町の特別な一日~」「放送文化基金賞テレビドキュメンタリー番組部門本賞」など、国内の代表的な日本民間放送連盟賞、日本放送文化大賞、放送文化基金賞、ギャラクシー賞、地方の時代映像祭などの最優秀・グランプリを獲得したNHKと民放のドキュメンタリー番組8作品。会場は9階情報サロン、開催時間は10時30分~16時30分。7月19日まで。

 放送ライブラリー業務部長の筧昌一さんは「放送ライブラリーが横浜に開館して10年。今回のリニューアルでさらに使いやすいシステムになり、ハイビジョン番組も楽しめるようになりました。 より幅広い年代の方にご利用いただけることを願っております」と話す。

 開館時間は10時~17時。月曜休館(祝日・振替休日の場合は翌日)。

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