横浜市内各百貨店、歳暮ギフト商戦突入-地域性重視

11月6日に行われたそごう横浜店決起集会の様子。

11月6日に行われたそごう横浜店決起集会の様子。

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 そごう横浜店(横浜市西区高島)や、横浜タカシマヤ(西区南幸)、横浜松坂屋(中区伊勢佐木町)の横浜市内各百貨店で、歳暮ギフト商戦が始まった。各店とも、地域性を重視したものや期間限定品などに主力を置いているのが特徴。

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 そごう横浜店では、地元名産品や高級志向のものが例年より多いのが特徴で、全1,500点を販売。百貨店初の販売となる福岡県老舗旅館「望洋楼」の「越前蟹2杯セット」(31,500円)や、東京・新橋の京料亭「京味」の「丹波黒豆」(5,565円)など有名旅館や料亭などから51点を用意。そのほか、「地元の隠れた銘品」と題して、神奈川県秦野市・金井酒造のそごう横浜店オリジナル日本酒「横濱夢世紀特別大吟醸原酒」(10,500円)や、江ノ島・高清商店の「特選干物詰め合わせ」(5,250円)など横浜と湘南から厳選した170点を販売する。

 歳暮ギフトセンター開設日の11月6日には、同店の歳暮商品を半数以上配達している郵便事業と共同で目標を宣言する決起集会が行われた。そごう横浜店販売部の井筒勝部長は「消費者の安心感を損なう出来事が多い世の中だが、生産・販売・配送三位一体となって緊張感と笑顔を忘れず、安全・安心のサービスを心がける」とし、対前年比105.3%に販売目標を据える。ギフトセンター開設は12月24日まで。

 今年、県内百貨店で最も早く歳暮の受注を始めた横浜タカシマヤでは、「美事(みごと)を贈る」をテーマに約2,000点を用意。箱根の老舗ホテル「富士屋ホテル」の「アップルパイ」(4,725円)などの神奈川県内の特産品を同店限定品40点を含む約200点のほか、和牛専門店「竹紫亭(ちくしてい)」の黒毛和牛肉が小分けパックとなった「黒毛和牛ステーキ・すき焼用」(10,500円)など少量タイプのもなども販売。贈り物以外に自宅用として商品を選ぶ人も多いことを受けて、期間限定の企画商品や数量限定の商品を多数展開する。前年比105%に販売目標を据える。ギフトセンター開設は11月7日~12月25日まで。

 今年9月に大丸と経営統合した松坂屋の横浜店では、両社の新規開発商品を中心に全1,200点を販売。両社が店舗を持つ13都市から地方色を打ち出すギフトセットや、横浜・鎌倉・三浦などの地元名産品を提供。そのほか、「オンリーアットマツザカヤ」と題して北海道七尾ポークを使用した加工品のセット「北海道トンデンファ-ム」(5,250円)などオリジナル限定ギフトを用意する。販売目標は対前年比101.2%。ギフトセンター開設期間は11月15日~12月19日。

そごう横浜店横浜タカシマヤ横浜松坂屋

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