BankARTで「地震EXPO」-宿泊型サバイバルキャンプも

総合プロデュースをするNPO法人プラス・アーツの永田宏和理事長

総合プロデュースをするNPO法人プラス・アーツの永田宏和理事長

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 BankART 1929 Yokohama(中区本町)とBankART Studio NYK(中区海岸通)の全館約3,000平方メートルを会場に4月6日から5月6日まで、「防災とクリエイティビティ」をテーマとした展覧会「地震EXPO」が開催される。

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 同イベントは、防災について、展示や体験を通じて楽しく学べ、未来に備えるために何ができるかを問う展覧会で、みかんぐみの会場構成による展示や、ワークショップなどのイベントが行われる。

 展示は「サバイバルシティ」「防災とアート」「防災グッズ」「地震のリアリティ」の4部門で、「サバイバルシティ」では建築家が提案する災害用シェルターなどを展示、「防災とアート」では、みかんぐみの曽我部昌史さんらがセレクトしたデザイン性やアイデアに優れた防災グッズのセレクトショップや被災体験者による「防災と食」コーナーなどを設置する。「地震のリアリティ」では、震災の体験や記憶をいかに伝えるかをテーマに、神戸の震災体験者の語り部を招く座談会や、音、写真、映像で震災を表現した作品などを展示する。

 イベント部門は、「イザ!カエルキャラバン!」や「防災すごろく」などのワークショップや、神戸の被災体験者の語り部を迎え体験談を聞く座談会、建築家によるワークショップなどが行われる。また、スペシャルイベントとして実施する「サバイバルキャンプ in BankART Studio NYK」は、5月5日~6日の1泊2日で開催。期間中、会場のライフラインを停止し、本格的なサバイバル体験を提供する。

 総合プロデュースを担当するNPO法人プラス・アーツ理事長の永田宏和さんは「今回の展覧会は地震のメカニズムなどを教える難しいものではなく、防災を身近に感じ日常化できるもの。展覧会ではゲームや身の回りの物で作ったシェルターなどを体験してほしい。セレクトショップでは150のアイテムを展示し、デザインの目線でみた防災グッズを販売している。ぜひ家族連れで来て欲しい」と話している。

 4月15日にはゲームデザイナーの遠藤雅伸さん、市民防災研究所の細川顕司さんらを招いて、シンポジウム「防災教育におけるゲームの可能性」が開催される。参加費は1,000円(入場料を含む)。開催は14時~16時。同時刻には防災すごろくゲーム大会も開催。「親がシンポジウムを聞いている間にお子さんがすごろくゲームに参加することができます」(永田さん)。

 開催時間は11時30分~19時。入場料は500円(中学生以下無料)。オープニング記念で4月7日、8日は無料。

地震EXPO公式ホームページBankART 1929

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