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横浜情報文化センターで「光の都市」討論会-リヨンからのゲストも

スマートイルミネーション横浜2012(撮影:AMANO STUDIO)

スマートイルミネーション横浜2012(撮影:AMANO STUDIO)

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 アンスティチュ・フランセ横浜(横浜市中区尾上町5)は6月13日、横浜情報文化センターで討論会「光の都市」を、フランス文化の祭典「横浜フランス月間2013」の一環として開催する。

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 討論会には、日仏の都市計画の専門家らが参加。都市の競争力を高めるための施策の一環として、光を使い都市の魅力を際立たせているリヨン市の「光の祭典」や、横浜で開催されている「スマートイルミネーション横浜」などの光を中心としたイベントや、都市照明のもたらす文化的、社会的、経済的な影響などについて討論する。

 発表者は発展のツールとして照明を利用している都市のネットワーク「光景観創造国際ネットワーク」会長のアレクサンドル・コロンバニさん、リヨン第2大学学科長でトニー・ガルニエ美術館(リヨン市)の館長も勤めるジャック・ボニエルさん、複合文化施設「スパイラル」チーフキュレーターで、「スマートイルミネーション横浜」アートディレクターの岡田勉さん、照明家でまちスケールの照明プロジェクトを多数手がける角舘政英さん。

 討論後に、都市デザイナーで横浜市立大学特別契約教授の国吉直行さんが、議論を統括する。

 リヨン市で、毎年12月に行われている「光の祭典」(フェット・デ・リュミエール)では、市内で300カ所以上の名所旧跡や公園、橋などが芸術的にライトアップされ、4日間の会期中に国内外から400万人を動員している。リヨン市は、TGV(鉄道)でパリから約2時間、飛行機で1時間の距離にある、フランス共和国第2の都市で、1959年に横浜市と姉妹都市提携を締結している。

 討論会の司会をする横浜市立大学教授の鈴木伸治さんは「都市における光の演出は観光の振興のみならず、都市に対する市民の誇りの醸成や、新しい表現への挑戦、新しい技術の希求など、さまざまな側面がある。姉妹都市であるリヨンと横浜の取り組みからそうした新しい可能性について考えてみたい」と話している。

 会場は横浜情報文化センター6階情文ホール(中区日本大通11)。開催時間は18時30分から。入場無料(参加申し込み不要)。日仏同時通訳付き。

 アンスティチュ・フランセ横浜は在日フランス大使館直属の公式文化・教育機関。1990年5月、横浜市の協力のもと横浜日仏学院として設立。2012年9月に国内の日仏学院・学館が在日フランス大使館文化部と統合し、アンスティチュ・フランセ横浜に名称変更した。

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